今週は、使い方が気になる敬語を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法               < 気になる敬語
◆─────────────────────────────────◆
「講師をさせてもらいます」

———————————————-
地元の経済団体からご依頼をいただきましたので、
○○のセミナー講師をさせてもらいます。
———————————————-

この一文は、
自分が講師をすることを読み手に告知するために
書かれたものです。

「地元の経済団体から依頼があり、セミナー講師をする」
という文意ですが

依頼元の「地元の経済団体」への敬意を
「講師をさせてもらう」と自分のことを低めることで
表しています。

でも、もう少しスッキリ書き換えられないでしょうか。
例えば……

————————————
地元の経済団体からご依頼をいただき、
○○のセミナーで講師を務めます。
————————————

ご依頼をいただきましたので → ご依頼をいただき
講師をさせてもらいます   → 講師を務めます

敬語は、依頼元である地元の経済団体に対してだけ使い … 1行目
講師を引き受ける自分のことには用いない       … 2行目
という書き方に替えてみました。

2行目も「講師を務めさせていただきます」と書いてしまいがちですが、
謙譲語「~いただく」が重複するので避けます。

今週はこのように
気になる敬語について取りあげていきます。

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

まぐまぐニュースに過去のメルマガ記事が紹介されました。

依頼のメールを送るときの基本パターンをご紹介。

「~してください」はNG? 角が立たないお願いメールの書き方

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中!
「まぐまぐ大賞 2016」キャリアアップ部門で2位に入賞しました!

「書く」と「描く」はどこかでつながっている「わたしの快画体験」

広島の酒蔵取材を担当しました!「きもので酒さんぽ」絶賛発売中!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室