今週は、使い方により表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 表記の使い分け
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「知れない」と「しれない」

「知れない」と「しれない」。
使い分けしていますか?

「知れない」は、分からないという意味。
動詞「知れる」の未然形「知れ」+打消の助動詞「ない」
からなる言葉です。

例)気が知れない 底知れない
もう何年も行方が知れない。

一方、
「かもしれない」「したかしれない」「するかしれない」
のように、前の言葉を補助する形で使うときは平仮名で表記します。

確実ではないけれど、そうである可能性がある場合に使うのが
「かもしれない」。
「どんなに」と呼応して、予想がつかないほど甚だしい状態を
「どんなに~かしれない」のように使います。

例)間違いかもしれない
どんなに練習したかしれない
部長が佐藤さんをどれほど必要としいるかしれない。

「かも知れない」と表記しても間違いではありません。

ただ、新聞の統一表記では、
「知れない」と「しれない」を使い分けており、
その方が意味の違いが分かりやすいので
当メールマガジンではそれに準じています。

「記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集」参照

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