今週は、使い方により表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 表記の使い分け(3)
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「無い」と「ない」

今週は、漢字で書く場合と平仮名で書く場合で
意味や用法が異なる言葉を紹介しています。

「無い」と「ない」
使い分けていますか?

漢字の「無い」は、「有る」の対義語。

例)無きにしもあらず、無い袖は振れない、無かったことにする
彼には信用が無い。
有ること無いこと言いふらす。

一方、
平仮名の「ない」は、主に打ち消しの意を表すときに使います。

例)知らない、分からない
美しくない、聞きたくない、
感心しない、言うべきでない

11月20日に配信したVOL.2981で取り上げた
「…かもしれない」の「ない」も平仮名表記です。

「ない」の付く言葉としては、ほかに
「ない交ぜ」「なし崩し」などもあります。

「ない交ぜ」は「綯い交ぜ」と書き、
いろいろなものを混ぜ合わせること。

「なし崩し」は「済し崩し」と書き、
正式な手続きを経ず、既成事実を少しずつ積み上げること。

いずれも、元の漢字はありますが、
新聞表記では平仮名書きで統一されています。
「無い交ぜ」「無し崩し」と書くのは間違いなので、注意しましょう。

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