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は じ め に
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おはようございます。自称「感謝しかない女」神垣です。

【しごび】

おかげさまで本日

3000号を迎えました。

今週は、読者の方からの質問に回答します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法                                                      < 読者からの質問 >
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                                                                            「準じる」と「準ずる」

<読者からの質問>————————————————

社内用の文書を手直し中に、
「当社就業規則に準じるものとする」という文言があり、
「準じる」と「準ずる」どちらが適切なのかな、と
疑問に感じました。

「準ずるはただの言い間違い」とする意見もあれば、
「本来は準ずるだったのが、準じるに移行してきている」
という意見もあり、結局のところよくわかりません。

辞書によっては、「準ずる」のほうに意味が記載してあり、
「準じる」には「準ずるに同じ」と記載されていたります。
ということは、準ずるのほうが正しいのか…? と思ったり。

神垣さんの見解を教えていただければ幸いです。
(読者 A.Aさん)
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辞書によって
「準じる」と同じ意が「準ずる」とするものと
「準ずる」と同じ意が「準じる」とするものが
あるようです。

「準じる」は自動詞の上一段活用で
「準ずる」は自動詞のサ行変格活用という
活用の違いだけで、

意味は同じ、あるものを基準にしてそれに倣うこと
を指します。

どちらを使っても間違いではなさそうです。

共同通信社「記者ハンドブック」では
「準じる」で統一されています。
新聞表記に従えば「準じる」とするのが適切ですが、

社内で使う場合、
「準じる」でも、「準じる」でも
どちらかに表記を統一していれば
どちらでも差し支えないと考えます。

<追記>
広辞苑には、文法的に「準ず」のサ行変格活用として
「準ずる」を挙げて意味が記され、「準じる」は「準ずる」に同じ
とあります。

どちらも意味としては同じで活用の違いということなので
どちらが正しいというよりも
メールや文書中で使用するときにどちらかに統一ができていれば
問題ありません。

 
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あ と が き
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【しごび】
2005年1月10日に創刊し、
本日、3000号を迎えました。

振り返ってみますと
2000号目の配信が
2013年7月29日。

今から4年前です。

1000号目の配信は
2009年2月26日。

創刊から4年、
今から8年前です。

こうしてみると
創刊から4年周期で
1000号、2000号、3000号の節目を
迎えてきたことになります。

自分でも、よく書いてきたなぁ
と思います

毎朝、8時に書き始め、
1時間半で書き上げることを目標にしていますが
本文を書くときは、悩むことも多く
2時間を越えることも少なくありません。

基本的にその日の朝、書いているので
あとがきにはその時々に
感じたこと、考えたことが
反映されることが多くあります。

嫌なこと、悲しいこと、落ち込むことがあっても
不思議なもので、このメルマガを書きあげる頃には
気持ちが落ち着き、スッキリしています。

そうしてみると
わたし自身がこのメルマガを書くことで
随分と救われてきたと思いますし、
「書く」ことのセラピー効果を実感します。

でも、それは
「読者」という存在がなければ
できないことでもあります。

読んでほしいと思う人たちに向けて
書くから、ここまで続けることができたのだ
と思います。

改めて、読者の方々のおかげと感謝しています。
ありがとうございます。