今週は、相手に失礼なうっかりミスについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 失礼なメール(3)>
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                           不適切な表現

ちょっとしたミスや間違いが、結果的に相手を不愉快にさせていることがあり
ます。今週は、相手に失礼なメールの誤り、間違いについて取り上げています

自分では、特別な意味はなく使っている言葉でも、第三者の視点では蔑視的に
映る言葉があります。例えば「外人」。

自分では名称として使っているつもりでも、蔑称ととられかなねない言葉なの
で「外国人」とするのが適切です。
(実は、私自身がそうで、メールマガジンに書いていたのを読者の方に指摘さ
れて以来、気をつけています)。

「60歳過ぎの高齢の退職者」という言い回しも「過ぎ」は「超える」や「以上」
に言い換え、「高齢の」は書く必要のない言葉と言えます。

「男のくせに」「女のくせに」「子どものくせに」といった、相手を見下すよ
うな表現も不適切です。

学校では「父兄」ではなく「保護者」を使うことが通例になっています。
「片親」という言葉も不適切とされ、「母子家庭」「父子家庭」を使い、
「連れ子」は「○○さんの長男」「○○さんの長女」のように書きます。

心身の障害についての表記でも、例えば「足に障害を持つ」とういう表現では
なく「足に障害のある」「足の障害がある」とします。

専門分野の仕事をする人が自分のことを「技術屋」「建築屋」などと使ったり、
店舗を人に示す時に「駅前の惣菜屋」、あるいは愛称として「八百屋さん」
「パン屋さん」などと言ったり書いたりします。しかし、人の職業や肩書を
「○○屋」で示すのは避けましょう。

自分には蔑視する気持ちはなくても、そうした言葉を使うことで蔑視している
ととられる可能性がある場合を考え、別の言葉に言い換えるほうが賢明と考え
ます。

言葉を使う側に悪意や差別意識はなくても、使われた側の立場で不愉快に感じ
たり、失礼と思ったりする言葉は使わないという意識を持つことが大切です。

差別語、不快用語については「記者ハンドブック」などに掲載されています。
まずは、知ることから始めましょう。

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集」

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