今週は、読者から寄せられた敬語についての意見を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                       < 読者の気になる敬語(2)>
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                         「お迎えにあがる」

今週は敬語について読者の方から寄せられた声を紹介しています。

<読者の声>———————————————————-

正しい敬語なのかわからない表現がありましたので、メルマガで取り上げて
いただけると嬉しいです。

【お迎えにあがる】という表現は敬語として正しいのでしょうか。
ネットで検索してみたところ、
あがるは尊敬語だから間違いだという記事
あがるは謙譲語だから正しいという記事
両方あり判断しかねる状態です。
(読者 S.Mさん)
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お迎えにあがるの「あがる」は、「行く」の謙譲語です。

目上の相手を「迎えに行く」のは自分。自分を主語に、へりくだって相手を立
てるのが謙譲語なので、「お迎えにあがる」を敬語として使うのは間違いでは
ありません。

例)明日の13時にお迎えにあがります。

一方、「まいる」も「行く」の謙譲語として使われます。
例)昨日、本社へまいりました。

したがって、目上の相手を「迎えに行く」というとき、「お迎えにまいります」
とすることもできます。

「あがる」は「飲む」「食べる」の尊敬語でもあるので、「行く」の謙譲語
「あがる」との混同が生じているのかもしれません。ただ、「飲む」「食べる」
の尊敬語としては、「あがる」より「召しあがる」が一般に使われています。

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