今週は、メールとLINEの伝達方法の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < メールとLINEの間(3)
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時間軸の違い

パソコンのメール対応では、何度もメールのやり取りをしなくて済むよう意識
します。そのため、用件が相手に分かりやすく伝わる工夫として
・箇条書きに整理
・幾つか選択肢を挙げ、相手は選ぶだけで返答できるようにする
・概要を事前に伝え、それで良いかどうか、相手の判断や意見を聞く
といった対応をします。

相手が返信しやすいように考えたり、1回のやり取りで済むようにまとめたり
するのは、時間短縮になるからです。

一方、LINEのやりとりは、会話するようにやりとりを楽しむところがあるので、
1行ずつ、ひと言ずつ思いつくまま送信して、最終的に結論に導く、あるいは
結論の出ないままタイムオーバー、ということもあるようです。

1行ずつとかひと言ずつの対応だと、やり取りのタイミングや返答の内容が相
手とかぶったり、ずれたりすることもあるため、まとめて送る派の私は即座
に返信せず、相手の返信を待って送ることもあります。相手と呼吸が合わない
と却ってストレスになるので、書くより話す方が早いと判断したときは電話に
します。

即時対応派の若い人たちに、やり取りが途中で脱線したり、結論が出なかった
りするときはどうするのか尋ねると、「その時はLINE電話で聞く」という返答
でした。

基本はLINEで、文字で対応できなくなったら通話に切り替える……。それなら
最初から電話にして、用件を片付けてしまえばいいのに、と思うのですが、そ
こがまとめて書く派と即時対応派の時間軸の違いということなのでしょう。

 

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