今週は、新聞の災害見舞いについての考察です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 災害見舞い(3)>
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                          自動車業の傾向

平成30年7月豪雨による災害見舞いの新聞広告を追ってみました。
業種別出稿数で3番目に多かったのが自動車会社です。

業 種:総数76社中、業種別の上位3業種
    1)保険 32社 2)金融 17社 3)自動車 10社

見舞い文の特徴としては、車が冠水した場合の対応として
・エンジン、モーターを始動させない
・バッテリーのマイナス端子を外す
・ハイブリッド・電気自動車などは販売店に相談
上記の3点について書かれていました。

この場合、災害時の応急措置を注意喚起する内容のため
「エンジンを始動させないでください」
「バッテリー(のマイナス端子を)はずしてください」
という書き方が大半でした。

中には、「お取り扱いのご注意」とカッコ書きした上で、上記3点の注意事項
を太字の大きめの書体で目立たせ、「ご不便、お困りの際には、ご遠慮なくお
申し出ください」という一文を添える会社もありました。

一方で、
「バッテリーをおはずしください」
「車両にはお手を触れずに~」
といった表記で、緊急時に注意喚起する文章にも細かく敬語を使う会社もあり、
こうした見舞い文にも各社のカラーが出ると感じました。

文字だけで伝える新聞の見舞い枠では、言葉尻にこだわるより、被害を受けた
車両への対策の呼びかけや修理などのサポート体制を確実に伝える工夫が必要
ではないでしょうか。

対 象:中国新聞社(本社・広島市中区)発行の中国新聞朝刊

期 間:7月8日(日)~7月16日(月) ※7月9日(月)休刊日

出稿数:8日間中掲載数が多かった順に
    1)7月10日(火)28社
    2)7月 8日(日)15社
 3)7月12日(木)13社 

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