今日は、入力するとき間違えやすい同音異義語についてです。
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 間 違 え や す い 言 葉        「上る」「昇る」「登る」
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読みは同じでも、意味が異なる言葉があります(同音異義語)。

文字を入力するとき、
迷ったり間違って使ったりすることを避けるためにも
意味の違いを知っておきましょう。

バックナンバーからの再掲ではなく、
新たに間違えやすい同音異義語を紹介します。それは……

「のぼる」です。

表記は「上る」「昇る」「登る」の3つがあります。
意味の違いは

「上る」は、上方に向かうという意。対語は「下る」
例)うなぎ上り  階段を上る  上り調子

「昇る」は、一気に高くあがるという意。対語は「降りる」
例)エレベーターで昇る  天に昇る  日が昇る

「登る」は、よじのぼるという意
例)木に登る  山に登る  演壇に登る

という違いがあります。対語と合わせて覚えると、
字や意味の違いを理解しやすいです。

同じ「のぼりぐち」でも
階段は「上り口」
山は」「登り口」
と表記が違うので、注意を。

「上る」には、上方に向かうという意味のほかに
取り上げることや、達するという場合にも使います。
例)日程に上る  話題に上る
売上が1億円に上る

では、「坂をのぼる」「屋上にのぼる」は
「上る」「昇る」「登る」のどれだと思いますか?

新聞用語ではいずれも
「上る」で統一されています。

「坂を上る」の対語は「坂を下る」。
「上り坂」に対して「下り坂」です。

屋上のほかに展望台や屋根に「のぼる」場合も
「上る」を用います。

※参考
共同通信社「記者ハンドブック」
朝日新聞の用語の手引

 
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