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今週は、敬語について取り上げます
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < メールの敬語(2)
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                      続・お、ご、御 の使い方

「次の選挙を○○党さんはお戦いになるお覚悟はあるのか」

上記は週刊誌で見つけた、あるかたのコメントです。

昨日紹介した「お、ご、御 の使い方」に関連するので
取り上げてみることにします。

上記のコメントでは
相手に敬意を表し、丁寧に言おうとしていることはわかるのですが
敬語の使い方が上手じゃないなと思いました。

私が気になったのは以下の3点です。

・相手の団体名の「さん」付け
「さん」を付けた方が丁寧に感じられますが、この場合の政党名にまで
「さん」を付ける必要があるのでしょうか。
ビジネスメールにも店舗名や会社名に「さん」をつけたり
「彼氏」「彼女」という言葉にも「さん」付けする風潮が
ありますが、個人的には違和感を覚えます。

・「お戦いになる」の「お」
「お~になる」で尊敬の意を表しますが、この場合は
文の流れからみても「戦う」としてよいと思います。

・「お覚悟」の「お」
「お」と「ご」の使い分けは、原則、「お+和語」「ご+漢語」です。
「覚悟」は漢語となるので「ご覚悟」が正しい表記と思われますが、
上記の文章では文の流れから考えると敬語にする必要もないと思います。

この場合

「次の選挙を戦う覚悟を○○党(の皆さん)はお持ちですか」

と書き換えるとすっきりするのではないでしょうか。

話し言葉をとりあげたものなので、
重箱の隅をつつくように指摘することもないのですが、
注目を集めている人物のコメントにしてはお粗末と感じ、
事例として取り上げてみました。

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今週は、敬語について取り上げます
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < メールの敬語
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                       お、ご、御 の使い方

敬語の使い方について読者のかたから質問をいただいたので、ご紹介します。

<読者からの質問>————————————————

■敬語表記の方法 『お、ご、御 の使い方』
・お客様や、上司へメールで依頼事項を含む内容のメールを送る場合、

相手にお願いする場合 ; ご連絡ください。 ご確認願います。
返信お願い申し上げます。
自分が何かをする場合 ; 連絡させていただきます。
確認させていただきます。
返信いたします。

といった使い方をしております。
間違いは無いでしょうか?
(読者 T.Yさん)
——————————————————————

上記の使い方で問題はないのですが
若干気になる点があったので、
私の場合はこう書いているというのを参考までにご紹介します。

▼相手にお願いする場合
「ご連絡ください」⇒「ご連絡をお願いします」
依頼の分の場合は「ください」より「お願いします」を使うことを
お勧めします。

「ご確認願います」⇒「ご確認をお願いします」
「を」なしでも意味は通じますが、略した印象を与えるので、
私は文中に「を」を入れるようにしています。

「返信お願い申し上げます」⇒「ご返信をお願いします」
この場合も「を」をつけ、「返信」の前に「ご」、
文末を「します」で結ぶ書き方もあります。
「します」を「いたします」としてもよいでしょう。

▼自分が何かをする場合
「連絡させていただきます」 「確認させていただきます」
⇒「ご連絡いたします」「確認いたします」
個人的に「~させていただきます」の使い方に疑問を持っているので
「~いたします」に書き換えることが多いです。

その理由はこちら

敬語の「お」「ご」の使い方については、
下記のように後に続く言葉をセットで覚えておくと、一つの指針になります。

●尊敬語
「お(ご)~になる」
「ご~なさる」
「お(ご)~くださる」

●謙譲語
「お(ご)~する」
「お(ご)~申し上げる」
「お(ご)~いただく」

「御」については、メールの文章などではかたい印象を与えるので
「ご」に書き換えることが多いです。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 間違いやすい敬語(5)
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                       「ご注意してください」

「お」「ご」を動詞に付けるとき敬語の使い方を間違いやすいです。
例えば…

「お求めやすい価格です」

動詞に「お」を付けるとき、尊敬語では語尾が「~になる」になります。
この場合、「求める」の尊敬語は「お求めになる」。
ですから、上記の例文は次のようになります。

「お求めになりやすい価格です」

一方、動詞に「お」「ご」を付ける謙譲語の場合、語尾は「~する」です。
「お連れする」「ご案内する」
のように使います。

では、相手に注意を促すときに使うこの一文はどうでしょうか?

「ご注意してください」

この場合、注意するのは相手なので、主語は相手(あなた)。
ですから、謙譲の「ご~する」は当てはまりません。

「ご注意ください」

として差し支えありません。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違いやすい敬語(4)
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                      「どちらにいたしますか」

二つある選択肢のうち相手にどちらかを選んでもらうとき
使ってしまいがちなのが
「AとBどちらにいたしますか」。

「どちらにいたしますか」の「いたします」は謙譲語なので
自分が選択をする場合は
「Aにいたします」で間違いありませんが
相手の動作に「いたします」を付けるのは不適切です。

この場合は、尊敬語「なさいますか」を使い
「AとBどちらになさいますか」
とします。

尊敬の「なさる」はほかにも下記のような使い方があります。

「課長から直接お話しなさるとのことです」
「ご提案なさってもよいのではないでしょうか」
「ご無理なさいませんように」

上記を謙譲語に書き換えると次のようになります。

「課長には私からお話し(いた)します」
「ご提案してもよろしいですか」
「それほど無理(なこと)はしておりません」

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語               < 間違いやすい敬語(3)
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                      「休業させていただきます」

最近気になるのが「させていただく」の乱用です。

「させていただく」を使っておけば、丁寧な物言いに感じられますが
「誰から」させていただくのかを考えてから使うようにしないと
かえって慇懃無礼な印象を与えます。

休業の知らせで、よく目にする一文が
「30日まで休業させていただきます」。

本来、「させていただきます」は
相手や第三者に「許可」を得て、その恩恵を受けるときに
使う謙譲語。

この場合、休業を知らせる相手は顧客や社外の相手になりますが
その人たちから「許可」を受けて休むわけではないので
「休業させていただきます」という表現はNG。

「30日まで休業いたします」
とするのが適切です。

▼ 「休みをいただいております」はNG
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同様に社外の相手に
「山田は休みをいただいております」
というのも謙譲の「いただく」を取り違えています。

山田さんに休みを与えたのは自社であって
社外の相手から与えられたものではありません。

「休みをいただいております」とすると
自社に対してへりくだったことになり、
本来、相手を立てるべきところが
自社を立てる結果になってしまいます。

この場合は
「山田は休みをとっております」
とします。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語                < 間違いやすい敬語
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                           尊敬語と謙譲語

敬語の間違いで多くみられるのが、尊敬語と謙譲語が混同され、
尊敬語を使うべきところで謙譲語を使っていたり、その逆だったりする
ケースです。
では、今一度、尊敬語と謙譲語の違いをおさらいしてみましょう。

尊敬語は、相手側の行為や状態を高めて、敬意を表す言葉です。

謙譲語は、自分側の行為をへりくだって表現したり、丁寧に表現したり
するときに使う言葉です。

尊敬語、謙譲語に共通する基本形に
「お」または「ご」+動詞
があります。

尊敬語の場合は「お(ご)~になる」「お(ご)~なさる」
謙譲語の場合は「お(ご)~する」「お(ご)~いたす」
とそれぞれ言葉を結びます。たとえば…

説明する⇒(尊敬語)ご説明になる 例)社長がご説明になると思います。
(謙譲語)ご説明する  例)詳しくご説明すると…

待つ⇒(尊敬語)お待ちになる   例)どのくらいお待ちになりましたか。
(謙譲語)お待ちいたします 例)ご連絡をお待ちいたしております。

招く⇒(尊敬語)お招きなさる   例)どなたをお招きなさいますか。
(謙譲語)お招きいたします 例)次回、お招きいたします。

同じ動作を表す言葉も尊敬語と謙譲語で表現が変わるものは下記のとおりです。

言う⇒(尊敬語)おっしゃる  (謙譲語)申し上げる

聞く⇒(尊敬語)お聞きになる (謙譲語)うかがう、お聞きする

見る⇒(尊敬語)ご覧になる  (謙譲語)拝見する

行く⇒(尊敬語)いらっしゃる、おいでになる (謙譲語)うかがう、参る

食べる⇒(尊敬語)召し上がる (謙譲語)いただく

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