今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 話し言葉と書き言葉
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                            略した言葉

今週は、今一度
「書き言葉」と「話し言葉」の違いを見直し
使い分け方を確めていきましょう。

「むずい」
「はずい」
「きもい」あるいは「きしょい」。

これらは
「難しい」
「恥ずかしい」
「気持ち悪い」「気色悪い」
を略した言葉。

最近では
下衆なことを「げすい」とも。

こうした略語は
若い人の会話で使われ始め
広がっていきました。

中学校の懇談で、30歳前後の先生が生徒に
「今の成績のままだと第一希望の高校はむずいよね」
と言っているのを聞いたとき
先生まで生徒に合わせて略語を使うのか……
と驚いたことがあります。

上記に挙げた言葉は
本来の言葉を3~4語に短縮して
言いやすくしたもの。

会話で、その場のノリで使うのには
いいかもしれませんが
ビジネスメールには、そのまま使わないように注意を。

定着してしまった感のある
「うざい」は「うざったい」の略なので、
「面倒な」「鬱陶しい」と言い換えることができます。

よく使われる
「しょぼい」も口語っぽいので

書き言葉で使うときは
「さえない」「見劣りする」
と 言い換えるとよいでしょう。

略せば、簡単で言いやすいですが
書き言葉にするときは本来の
略さない言葉・使い方を知っておきましょう。

 

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今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 話し言葉と書き言葉
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                      変わりゆく言葉、でも……

手紙や文書で使う「書き言葉」と
会話や電話で使う「話し言葉」には
違いがあります。

書き言葉が改まった感じのオフィシャルな言葉とすれば、
話し言葉は少しくだけたカジュアルな言葉として
区別してよいでしょう。

話し言葉は
実際に会ったり、声を聞いたりしながら
やりとりするため

主語を省いても
「あれ」「それ」といった曖昧な表現を使っても通じ、
分からなければ聞き返して
その場で確認することができます。

親しい間柄の相手ほど、その度合いも強まるため
「です」「ます」「ございます」とった丁寧な表現は避け
親しみを込めた口調になるものです。

メールは
伝達手段としては
手紙と電話の中間に位置する媒体。

ビジネスメールでは
手紙に近い改まった「書き言葉」を比較的よく使いますが

懇意な相手になるほど、
日常会話に近い言い回しを使うことも増えます。

さらに、
LINEやFacebookといったSNS
が普及し

メッセンジャーでのやりとりは
日常会話や仲間内のおしゃべりが
“文字化”されていると言っていいでしょう。

「書き言葉」は限りなく
「話し言葉」に近づきつつあり
区別があいまいになっているように感じます。

言葉はその時どきで変わっていくものですが
昨今、大和言葉が見直されているように
美しい言葉遣いは日本の文化でもあり
大人のたしなみとして知っておいてもよいもの。

今週は、今一度
「書き言葉」と「話し言葉」の違いを見直し
使い分け方を確めていくことにしましょう。

 

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今週は、知っておきたい漢字の表現を紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 難しい漢字講座
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                             「鑑みる」

すでに連休に入っているという
読者の方もいるかもしれませんね。

今週は、少し力を抜いて、
雑学的な内容をお届けしますので、
気楽にお付き合いください。

先週は、限りなく口語調の
くだけた言い回しを取り上げましたが
その反対が難しい漢字を使った言い回しです。

例えば
鑑みる」。

「かんがみる」と読み、
過去の例や、現在の様子と比べ合わせて考える
ことを意味します。

例)先例に鑑みて決定いたします。

「鑑みる」を使うと、文書自体が
改まった印象になります。

言い換えるとしたら
「のっとる」でしょうか。上記の文例であれば
「先例にのっとって決定します」
とすると若干、印象が和らぎます。

「鑑みる」は
鏡や水などに映してみるという意の
「かがみる」
から変化した言葉だとか。

新聞表記でも「鑑みる」で統一されており、
頻繁に使うことはなくても
覚えておいてよい言葉の一つとして挙げました。

今週はこのように
難しい漢字を使った言葉を取り上げて
いきたいと思います。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(5)
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区別し、使い分けを!

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介してきました。

話し言葉というのは
耳から入ってきて、なじみやすい。
自分でも口にしているうちに
定着し、書き言葉でも抵抗なくそのまま使ってしまいがちです。

ラジオ番組の通販コーナーで
価格を下げたことを強調するため
「がんばらさせていただきました」
と連呼していましたが

巷にはびこる「~させていただきました」「~させていただきます」
の誤用の氾濫は
このようにラジオやテレビを通じ、耳から繰り返し入ってくる言葉が
広く浸透してきた結果でしょう。

特に、メールは
電話をするときのような話し言葉に近く
手紙ほど形式ばらない書き言葉になる傾向があり
耳から聞いた言葉をそのまま書いてしまいやすいツールです。

しかし、
話し言葉はその場で消えていきますが
書き言葉は残っていくもので
消去しない限り、何度も目にする可能性があるものです。

気安く書いた言葉が
相手によっては善意や好意に受け取られず
悪意にとられたり、マイナスな受け止め方をされることもあります。

会話であれば、すぐに訂正や
誤解を解くことができても

書き言葉の場合は
訂正や説明も瞬時にというわけにはいきません。

必要以上に言葉で飾り立てる必要はありませんが
略したり、簡易に表現するよりも
相手に失礼や誤解のない表現のけじめをつけることは
日々、心に留め、気をつけたいことです。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(4)
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考えてるみたい

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

「彼は、前の失敗は、自分のせいだと考えてるみたいです」

話し言葉では
「以前」のことが「この前」「前」
「それから」が「あと」
として通用するので、書き言葉にもそれをそのまま持ちこむ
ケースが見られます。

上記の文例にある
「考えてる」のような「い」抜き言葉も
「思ってる」「話してる」「見てる」のように
うっかり使ってしまいがちです。

「考えてるみたいです」の「みたい」も
書き言葉では「~ているよう」とします。

これらを踏まえ、冒頭の文例を「書き言葉」として書き換えると
次のようになります。

「彼は、先日の失敗は、自分のせいだと考えているようです

この場合の「前は」、「先日は」のほかに「前回の」とか
「○○プロジェクトの」のように具体的に「何」を指すか書く方が
より具体的に伝わります。

話し言葉を使うと、ふわっとした曖昧な内容になりやすいので
書くときには、できるだけ、はっきり、具体的に表現することを
心がけましょう。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(3)
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やっぱ~みたいな

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

やっぱ、思い入れがあったんで
新作を拝見してすごい感動した、みたいな

心動かされた様子をダイレクトに表現するには
話し言葉の方が臨場感があるものですが
上記の文例のように、くだけた表現のオンパレードになると
軽薄な印象をぬぐえません。

しかも、くだけた言葉の中に「拝見して」という敬語が混じっていて
統一感のない文章になっています。

敬語をいきなり持ちこんでも、文がちぐはぐにしかならないので
ここでは「新作を見て」とする方が文の流れは自然でしょう。

話し言葉としてよく使う
「やっぱ」は「やはり」
「すごい」は「すごく」「とても」「大変」などに書き換えを。

「みたいな」のように、言い切らず、ぼやかす表現も
文章のしまりがなくなるので、不要です。

したがって、上記の文例は、次のように書き変えることができます。

やはり、思い入れがあったので
新作を見てとても感動しました」

勢いに任せて書くのではなく、読み返して
統一感、節度のある書き言葉に整えてみましょう。

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