今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(4)
◆─────────────────────────────────◆
文章力を上げるげるには

< 質 問 >——————————————————-

文章能力を上げるために勉強をしようと考えているのですが、方法がわか
りません。
そこで、主語、述語、助動詞などの基礎から文法にいたるまで記載されて
いる書籍をご存知でしたら、是非教えていただきたいと思い、ご連絡させ
ていただきました。
突然で恐縮ですが、どうかよろしくお願いします。

—————————————– 読者 R.Y さんからの質問

20代半ばの読者さんからの質問です。文章能力を上げるための勉強をお考
えとのこと。

「主語、述語、助動詞などの基礎から文法にいたるまで記載されている書籍」
として、私が思いつくのは中学校の国語の教科書です。

ですが、今、身近にあるものからでも勉強はできます。

▼ 身近なもので、継続を!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

たとえば、新聞。
どの新聞も一面の下のほうにコラム記事がありますよね。
朝日なら「天声人語」、日経なら「春秋」。
これを毎朝、読むだけでなく鉛筆で紙に書き写すのです。

このコラム記事は、各新聞社のトップ記者が書いているものですので、
格好の文章のお手本になります。

起承転結の展開、文末表現の工夫(同じ表現は繰り返し使われていません)
など、自分で書き写すことで文章の構成、表現の仕方などが学べ、気づ
きも多く勉強になります。

もう一つは読書です。
ビジネス書ではなく、できれば小説が望ましいです。
自分の好きな作家やジャンルでよいので、良質の文章にふれることで
読解力、表現力が養われていきます。感性も磨かれていきます。

いずれも、即効性はありませんが、積み重ねることでR.Y さんの糧になる
こと間違いなしです。

特に読書は、年齢を重ねていくほど、ビジネス書の類は読んでも文庫で小
説を読む人は少ないように思います。ぜひ、ベストセラーよりロングセラ
ーを! 大人になって読む芥川や漱石も新鮮です。私は山本周五郎、松本
清張が大好きです。

記事全文を読む

今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
◆─────────────────────────────────◆
文頭のあき

< 質 問 >——————————————————-

最後の署名なんですが、位置はどこが適切なのでしょうか?

それ以外に、文中でも「私」を先頭に置きにくく感じて
一字さげたりしています。

いつも、疑問に思っていることなので、機会があれば
教えていただければ、すっきりいたします

—————————————– 読者 K.I さんからの質問

K.I さんがおっしゃる「最後の署名」とは、ご自分のフルネームのこと。
メール本文の後に行頭から二文字あけて、ご自身の名前を入れておられ
ます。

名前や住所、アドレスなどを視覚的にきれいに並べた、いわゆるメール用
の「署名」とは別に、K.I さんのようにご自分のフルネームをメールの最
後に書かれているケースをお見受けします。

手紙やはがきの場合は自分の名前を文末に添えますが、メールの場合は
一行の設定が人により異なり、文の最後に名前を入れても、相手がメール
を開いた時、途中で改行が入って分断されていることもなきにしもあらず。

ですから、本文の後に数行改行し、その文頭に名前を入れるほうがバラン
スよくきれいに見えます。

頭を何文字分かあけるより、本文同様、頭揃えにする方が見た目もすっき
りするのではないでしょうか。

▼ 文頭をあけるより改行を頻繁に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

同様に、メールを書く際は文の始めを一文字分あけず文字を入力する方が
見た目がよく読みやすいです。

文頭を一文字あけるより、文章二~三行ごとに改行し、一行あけて次の文
がくるようにします。

なぜなら、メールの場合、一行と一行の間が詰まっているので、文章のま
とまりごとに改行して一行あけるようにしないと、文字がぎっしり詰まっ
て読みづらいからです。

メールの場合、読みやすくなるよう文字のレイアウトも考慮する必要があ
ります。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

2007《 美 し い 文 様 》カレンダーの感想です。

「もったいなくてまだめくってないです。
毎月のお楽しみにするつもりです」(つくば市・C様)

まさに、めくるのが楽しみなカレンダーです。
******************************************************************
書家・ヤマモトテルミによる筆文字カレンダー2007
《 美 し い 文 様 》
https://www.kamigaki.jp/07calendar.html
******************************************************************

記事全文を読む

今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(2)>
◆─────────────────────────────────◆
「~願います」

< 質 問 >——————————————————-

以前、上司に対しても
「~願います」
を多用する同僚がいました。

当時から気にはなっていたのですが、
今の会社に変わり、その元同僚と
他社の人間として仕事をした際にも
「確認願います」
という文面だったので、ちょっと違和感を覚えました。

この「~願います」は、
目上の方や取引先に使う表現としてどうなのでしょうか。

—————————————– 読者 R.H さんからの質問

「~願います」は、その前に来る語に「お」「ご」をつけてセットで用い
ることで謙譲の表現となります。

上記のフレーズは
「確認願います」ではなく
「ご確認願います」
と「確認」の前に「ご」をつけることで謙譲語として正しい使い方となり
ます。

ほかにも
「お伝え願えますか」「お知らせ願います」「お持ち願います」
「ご連絡願います」「ご参加願います」「ご教授願います」
といった表現があります。

人に何か依頼するとき「~してください」と表現するより、このように
「お(ご)~願います(願えますか)」とするほうが丁寧で感じがいいです。

どちらかというと、社外に対してより社内で使うほうがしっくりくる表現
かもしれませんね。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

2007《 美 し い 文 様 》カレンダーの感想です。

「来年も暦めくりが楽しみです。
プレゼントした2人にも大喜びされました。うふっ。
これから毎年このシリーズで私の机を飾りたいです」(大阪市・W様)

クリスマス・お年始のプレゼントにもおすすめです。
******************************************************************
書家・ヤマモトテルミによる筆文字カレンダー2007
《 美 し い 文 様 》
https://www.kamigaki.jp/07calendar.html
******************************************************************

記事全文を読む

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問 >
◆─────────────────────────────────◆
「返信は不要」

< 質 問 >——————————————————-

私の場合、プライベートな相手に使うことが多いのですが、
相手の返信の負担を考慮して「返信は不要」
と書く場合があります。

例えば、こちらから食事等に誘った際に、
「OKの場合は返信して。NOの場合は返信も不要。」
という具合です。

しかし、このメールをもらう方は、
「返信不要」という書き方に、逆に「冷たさ」を感じてしまうのでは?
ということを心配しております。

そこで、この件について神垣さんのとらえ方、考え方、修正法、
一般的にはどう受け取られそうか、等々
アドバイス頂ければ、と存じます。

—————————————– 読者 K.O さんからの質問

K.O さんのメールには、OKの場合は返信、NOの場合は返信不要とするのは
「相手のメールをうつ手間を減らそう、というよりは、
NOの場合、それを言わなければならない相手の心理的負担を減らしたい、
という考えが強いです」
とありました。

自分は相手を気遣っているつもりでも、相手にはクールに映ってしまうの
ではという点を気になさっているご様子。

▼ 多忙なとき、うれしい心遣い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私も「返信は不要です」と書いて送ることがあります。特に、多忙な相手、
毎日おびただしい数のメールを受信している相手に対してよく使う方法で
す。

逆に、私自身も「返信不要」と書かれたメールをもらうことがあります。
メルマガ仲間とか、懇意な読者さんからのメールに多いのですが、返信の
労を気遣ってそう書いてくれるのでしょう。

私は自分でも「返信不要」と書くし、書いてもらってもいるので、そうし
たメールが別段「冷たい」とは思いません。人によってはそう思う方もい
るかも知れませんが、ごく少数ではないでしょうか。

「返信不要」メールと書いてあっっても、うれしいときは相手にすぐ返信
してまうし、、忙しくて返信がままならないときは「返信不要」の気遣い
をありがたく受け止め、相手に感謝します。

お知り合いから「『返信不要』という書き方はやめて」と言われない限り、
K.O さんもあまり気を遣われなくてもいいのではないでしょうか?
むしろ、そうした K.O さんの気遣いを相手の方は快く感じていると思いま
すよ。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む


今週は【しごび】読者からのご意見・ご質問をご紹介
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法   < 読者からのお便り(4)
◆─────────────────────────────────◆
気持ちを伝える文章

お礼メールの心得について質問をいただきました。

——————————————————————

以前、【しごび】にもあった「ありがとう」を重ねてしまうこと、
ついついやってしまいます。

では、どうしたら、ありがとうを5回位書きたくなる位の感謝を
スマートに表現できるでしょうか。

書いている本人は、本当に感謝しているのです。
反対に、社交辞令のお礼のメールはスラスラと、きれいなくどくない文章
を書くことが出来ています。

ということは、感謝の気持を押し付けてしまいがちな考え方に、少し問題
があるのかもしれません。

————————————–(読者 T.K さんからのお便り)

不思議なもので、気持ちを込めようとするほど、同じ言葉を繰り返して文
章がくどくなってしまうものです。

結局、気持ちがあふれ、感情が高ぶってしまっているんです。こういう状
態の時に書く文章って、あとで読み返すと、かなり恥ずかしい代物になっ
ているので要注意。私は何度も経験しているので、よくわかります。

T.K さんが書いておられるように「社交辞令のお礼のメールはスラスラ」
書けてしまうのは、気持ちが落ち着きはらって冷静だからです。

感謝の気持ち、うれしい気持ち、お詫びの気持ち、悲しい気持ち……
気持ちを文章で伝える時は“キメ”の言葉は乱発しないことです。

気持ちは5回「ありがとう」を言いたくても、言葉で伝えるなら1回にとど
めます。「申し訳ありません」「ごめんなさい」「うれしい」「悲しい」
いずれも同じです。

私は気持ちを伝える時の文章は、普段以上に短く書くように努めています。

気持ちを全部文章でぶちまけてしまうより、抑えて抑えて凝縮した文章の
行間に気持ちをこめるほうが大切かつ効果的と気づいたからです。

でも、「ありがとうを5回位書きたくなる位の感謝」を伝えるのに、特別
な言葉は要らないと思います。たとえば

ありがとうございます。
この言葉を5回以上書きたいくらい、感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなふうに、そのときの気持ちを飾らずそのまま伝えるのが一番では
ないでしょうか。マニュアルや見本どおりの言葉は人の心を打ちません。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は【しごび】読者からのご意見・ご質問をご紹介
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法   < 読者からのお便り(3)
◆─────────────────────────────────◆
「お疲れさまです」の使い方

目上の人へは「お疲れさまです」は使わないほうがいいのでしょうか?
というご質問をいただきました。

——————————————————————

先日、親会社の所長と懇親会の機会があり、一緒に飲んでいたときのこと
です。

我が社の女子社員が、その所長に向かって「お疲れ様です」といったとこ
ろ、「お疲れ様です」という言葉は、使っていい人と使ってはいけない人
があるんだよと言われました。

その所長いわく、わたしは本店の社長には「お疲れ様です」とは言わない
というのです。

(中略)

そこで質問なんですが、「お疲れ様です」という言葉は、あまりにも目上
の人には使ってはいけない言葉なのでしょうか?
もし、使ってはいけないのなら代わりの言葉はあるのでしょうか?

—————————–(読者 亜麻乃 時夜句さんからのお便り)

【しごび】では、目上の人には「ご苦労様です」を使わず「お疲れ様です」
を使うと述べてきました。私自身もそうしているので、別の言い方がある
とは知りませんでした。

「ご苦労様です」と「お疲れ様です」の使い方については諸説あるようです。

私が調べた限りで、この場合の適切な表現としては
「(いつも)ありがとうございます」
「お世話さまです」
でしょうか。

上記の場合は、日ごろの感謝の気持ちを伝えることが主眼になると思うの
で、儀礼的な「お疲れさまです」より感謝の言葉に置きかえても良いので
はないでしょうか。

上司にお願い事をしてそれを果たしてもらったような時、つまり上司の手
を煩わせたような時は「お疲れさまです。ありがとうございました」と、
感謝の言葉を添えることで、また印象も変わってくるように思います。

私にも正解が分かりません。
上記の亜麻乃 時夜句さんの質問に対して、適切な表現をご存知の方がおら
れましたら、アドバイスをお願いします。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む