誤って使いやすい言葉を取り上げます。
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間 違 え や す い 言 葉 「表決」と「評決」
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読みは同じでも意味が異なる言葉があります
(同音異義語)。
文字を入力するとき、
迷ったり間違って使ったりすることを避けるためにも
意味の違いを知っておきましょう。
「書面ひょうけつにおいて総会にすることができる」
の「ひょうけつ」は
「表決」と「評決」のどちらでしょうか?
答えは、「表決」です。
「表決」は、議案に賛否の意思表示をすること。
例)投票による表決、表決権、オンライン表決
一方
「評決」は、評議して採決する、という意。
例)有罪評決、陪審員の評決、決議案が評決される
という違いがあります。
「表決」の方法としては挙手をしたり、起立したりします。
「票決」という言葉もありますが、
新聞表記では「表決」に統一されています。
※参考
記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集
ある総会で配布された資料に
「書面表決において総会にすることができる」とあり、
「表決」ではなく「評決」ではないか、という意見がでたので、
調べてみたところ、「表決」ということが分かりました。
普段からあまり意識することのない言葉で、一瞬
私も「評決では?」と思いました。
迷ったときには調べてみることが大切ですね。
余談ですが、
私の大好きな映画に「評決」があります。
ポール・ニューマン主演で、シャーロット・ランプリングが共演。
落ちぶれた弁護士役のポール・ニューマンが
ある事件をきっかけに正義を取り戻していく物語なのですが、
ニューマンの落ちぶれ具合が渋くてカッコイイ。
ランプリングとの絡みも切なく印象的な映画です。
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