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今週は、数字の表記の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 洋数字か、漢数字か(3)
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漢数字で表記

日時、年齢、金額、数量などを新聞表記では原則、洋数字で表記します。
けれど、数や順序から派生し、別の意味を含む場合は漢数字を用います。
漢数字で表記する例をいくつか挙げてみましょう。

一眼レフ 二眼レフ
一人称 二人称 三人称
一輪車 二輪車 三輪車

一日中 暑い一日 一日の仕事を終える

第一報
第一に、第二に…

一等地
6畳一間

第二地銀
二者択一

石の上にも三年
三役
第三セクター
カメラの三脚

四隅
四六判
四十にして惑わず

百条委員会

千円札 5千円札 1万円札

部屋の広さを畳の数で示す場合は
「4畳半」「6畳」と表記しますが
一室を示す場合は「一間」と漢数字で書きます。

イスの数は「1脚、2脚、3脚」と数えますが
カメラを立てる道具は「三脚」と漢数字で表記します。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問 >
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                       「標記」か「表題」か

間違えやすい同音異義語について紹介した
VOL.1038 「標記」と「表記」について

下記の質問をいただきました。

<読者からの質問>—————————————–

 1点お伺いしたいことがあります。
 標記=表題 ということなので、メールでの件名をさす場合は、
 どちらでもよいということでしょうか。
 私は標記の方を使用しています。
                     (読者 Y.Tさん)
———————————————————–

確かに、標記は「表題」を意味するのですが
メールの本文で、件名(に書かれた言葉)を指す場合
「標記の件ですが…」「さて、標記について…」のように
「標記」を使うのが一般的なようです。
FAXの送信状では「標記」をよく目にします。

ただ、「表題の件ですが…」としても間違いではありません。

<追記>
 ビジネスメールのやりとりで
 メールの本文で件名を指す際に
「標記」と「表題」のどちらが多く使われているかは
 確認しようがないのですが、
 結論としては、どちらを使ってもよい
 と思います。

 ただ、字が違うと意味が異なってくるので
 書き間違えないように注意しましょう。

 整理すると下記のようになります。

 〇 標記  × 表記
 × 標題  〇 表題

「標記の件ですが」
「表題の件ですが」

 といった具合に使います。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 間違いやすい敬語(5)
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                       「ご注意してください」

「お」「ご」を動詞に付けるとき敬語の使い方を間違いやすいです。
例えば…

「お求めやすい価格です」

動詞に「お」を付けるとき、尊敬語では語尾が「~になる」になります。
この場合、「求める」の尊敬語は「お求めになる」。
ですから、上記の例文は次のようになります。

「お求めになりやすい価格です」

一方、動詞に「お」「ご」を付ける謙譲語の場合、語尾は「~する」です。
「お連れする」「ご案内する」
のように使います。

では、相手に注意を促すときに使うこの一文はどうでしょうか?

「ご注意してください」

この場合、注意するのは相手なので、主語は相手(あなた)。
ですから、謙譲の「ご~する」は当てはまりません。

「ご注意ください」

として差し支えありません。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違いやすい敬語(4)
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                      「どちらにいたしますか」

二つある選択肢のうち相手にどちらかを選んでもらうとき
使ってしまいがちなのが
「AとBどちらにいたしますか」。

「どちらにいたしますか」の「いたします」は謙譲語なので
自分が選択をする場合は
「Aにいたします」で間違いありませんが
相手の動作に「いたします」を付けるのは不適切です。

この場合は、尊敬語「なさいますか」を使い
「AとBどちらになさいますか」
とします。

尊敬の「なさる」はほかにも下記のような使い方があります。

「課長から直接お話しなさるとのことです」
「ご提案なさってもよいのではないでしょうか」
「ご無理なさいませんように」

上記を謙譲語に書き換えると次のようになります。

「課長には私からお話し(いた)します」
「ご提案してもよろしいですか」
「それほど無理(なこと)はしておりません」

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語               < 間違いやすい敬語(3)
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                      「休業させていただきます」

最近気になるのが「させていただく」の乱用です。

「させていただく」を使っておけば、丁寧な物言いに感じられますが
「誰から」させていただくのかを考えてから使うようにしないと
かえって慇懃無礼な印象を与えます。

休業の知らせで、よく目にする一文が
「30日まで休業させていただきます」。

本来、「させていただきます」は
相手や第三者に「許可」を得て、その恩恵を受けるときに
使う謙譲語。

この場合、休業を知らせる相手は顧客や社外の相手になりますが
その人たちから「許可」を受けて休むわけではないので
「休業させていただきます」という表現はNG。

「30日まで休業いたします」
とするのが適切です。

▼ 「休みをいただいております」はNG
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
同様に社外の相手に
「山田は休みをいただいております」
というのも謙譲の「いただく」を取り違えています。

山田さんに休みを与えたのは自社であって
社外の相手から与えられたものではありません。

「休みをいただいております」とすると
自社に対してへりくだったことになり、
本来、相手を立てるべきところが
自社を立てる結果になってしまいます。

この場合は
「山田は休みをとっております」
とします。

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今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語               < 間違いやすい敬語(2)
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                         「ご拝読いただき」

尊敬語を使うべき相手に謙譲語を使ってしまう
という間違いが多くあります。

例えば、得意先の担当者に対し、渡した資料について述べるとき
「資料をご拝読いただき、ありがとうございます」
と書くのは間違い。
本来、謙譲語である「拝読」を尊敬語と取り違えた例です。

「拝読」は「読む」の謙譲語です。
相手から受け取った資料を自分が読んで
「拝読しました」と書くのは差し支えありませんが、
相手の動作に「拝読」を使うのは適切ではありません。
「ご~いただき」も、この場合は不要です。

正しく書き換える場合は
「資料をご覧いただき、ありがとうございます」
「資料をお読みいただき(くださり)、ありがとうございます」
となります。

▼ 拝読いたしました?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ちなみに「拝読」「拝見」「拝聴」の「拝」そのものに
「謹んで~する」という謙譲の意味合いが含まれます。

ですから、謙譲語として「拝読」を使う場合
「拝読いたしました」と謙譲の「いたしました」を
「拝読」の後に付ける必要はありません。

「資料を拝読しました。ご送付いただき、ありがとうございます」
拝読したところ、2点ほど確認したいことがあります」
このように使用します。

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