今週は、表記の違いについて取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 漢字か、平仮名か
◆─────────────────────────────────◆
                   「いたします」か「致します」か

読者から、次の質問がありました。

<読者からの質問>—————————————————-

「いたしました」は漢字と平仮名とで使い分けがあるのでしょうか。
(読者 Y.Nさん)
———————————————————————-

私の場合の表記の基準は、「する」の謙譲語「いたす」として使う場合は平仮
名表記にしています。

共同通信社「記者ハンドブック」では、「致し方ない」「不徳の致すところ」
などの慣用句には「致す」を用いています。

漢字表記にしても差し支えないのかもしれませんが、「~いたします」「~い
たしました」は日常的によく使うため、漢字表記にするより平仮名表記に開く
ほうが字面が和らいで見え、特にメールの文面では読みやすいと思うからです。

同じ理由で「~ください」も平仮名表記にしています。

「下さい」と「~ください」の意味の違いについては、バックナンバーで取り
上げているので、参考にしてください。

▼「下さい」と「ください」< 漢字か、かなか?(3)>VOL.1838

今週はこのように、意識して平仮名で書くほうが好ましい言葉について取り上
げます。

 

メルマガ詳細

●このメルマガ配信時の「あとがき」はこちら

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、使い方が気になる敬語を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 ‎の メ ー ル 作 法             < 気になる敬語(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                                                            「有難う御座います」という表記

今週は、日ごろ気になる敬語について取りあげてきました。

読者の方から質問がありましたので、紹介します。

<読者からの質問>————————————————

最近の『気になるシリーズ』で取り上げていただきたい
テーマがございます。

『有難う御座います』
『申し訳御座いません』

といった表記についてです。

その他にも
『宜しくお願い致します』
『何卒』など、
何でも漢字変換する方がいますが、

手紙で毛筆で記載するのであればまだしも
メールという比較的簡易的なツールでの
こうした記載に違和感を覚えておりますが、
いかがでしょうか。
(読者 Oさん)
—————————————————————–

パソコンの漢字変換をそのまま使ってしまう
という人は一定数います。

それが習慣になっている
表記に特に頓着しない
社内で表記が統一されている……
など、理由はさまざま。

漢字表記の方が威厳がある
ように見えたりもします。

個人の好みと言ってしまえば、それまでですが、
メールの場合、文章に占める漢字の比率が高まるほど
文字が詰まって見えるだけでなく
漢字表記が多いほど、文章も堅苦しい印象を与えます。

Oさんが違和感を覚えるのも
そういった点ではないでしょうか。

当メールマガジンでは
使用頻度の高い表記ほど、意識して
仮名書きにすることをお勧めしています。

Oさんが質問で挙げている言葉はいずれも
日常的によく使うものなので、
下記のように漢字をひらいて表記する方が
読みやすくなると思います。

有難う御座います   → ありがとうございます
申し訳御座いません  → 申し訳ございません
宜しくお願い致します → よろしくお願いいたします
何卒         → 何とぞ

わたしは、メールで使用頻度の高い
「ありがとうございます」と
「よろしくお願いいたします」は、
この表記で辞書登録しています。

漢字表記で丁寧さや敬意が強まるというわけではないので
全体の文面を見て、漢字比率が多いと感じる場合は
調整すると、見た目にも読みやすくなります。

メールの漢字表記を仮名に開くと
文章の印象がどのように変わるかを紹介した
バックナンバーもありますので、参考になさってください。

▼仮名に開く < 漢字表記を読みやすく >VOL.2881


 

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

神垣が10の蔵元取材を担当しました。
広島県内書店、Amazonでも絶賛発売中!

———————————————————–
広島県内10の酒蔵をきもので訪ね、お酒と街並みを紹介する1冊
———————————————————–
『きもので酒さんぽ』
———————————————————–

広島県外の方にも好評です♪

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、読者の方からの質問に回答します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                        間違いの指摘の仕方

 <読者からの質問>————————————————

  迷惑という訳ではないですが
  もらったメールに誤字やあきらかに使い方間違っているというような
  メールが時折送られてくるのですが
  こういう場合、「間違ってますよ」と指摘していいものかどうか迷います。

  生意気だと思われるのも嫌だし
  私だって間違って使っていることあるかもしれないし
  たいていは、無視して知らん顔していますが
  でも、こういう人達って誰かが教えてあげないと
  いつまで経っても気づかないと思うんですよね。

  こういう場合の角の立たない
  何かよい言い回しなどあれば教えて頂けませんか?
                          (読者 Gさん)
 ——————————————————————

 社外の相手とのやり取りで
 名前とか、社名、役職名、商品やサービス名が
 1度ならず2度目も間違っている場合は
 相手が間違いに気づかず入力していることがあるので
 私は知らせるようにしています。

 用件の後に
 「ところで、わたしの名前は△△ではなく○○です」
 「恐れ入りますが、当社製品名は○○ですので、訂正をお願いいたします」
 といった感じで伝えています。

 上記のような固有名詞以外の間違いで
 誤字や言葉の使い方を間違えていて
 そのままにしておくと誤解を招いたり、
 トラブルになったりする恐れがある場合も
 相手に指摘する方がよいと考えます。

 指摘の仕方としては

 「先ほどのメールで気になったのですが
  △△△の表記は○○○ではないですか」

 と、問いかける形で確認します。

 間違いを指摘するとき、あからさまに
 「あなたの表記は間違っています。
  先ほどのメールにあった△△△は○○○ですよね」
 と相手を責めるような言いまわしにならないようにするのがポイントです。
 指摘された方も素直に受け入れがたいからです。

 また、文の大意に差し障りのない助詞・助動詞ばかり
 細かく指摘するのを好む人がいますが
 文章の添削教室ではないのですから
 そればかりに時間を費やすのは避けたいものです。

 

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む
今週は、読者の方からの質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 ‎の メ ー ル 作 法          < 読者からの質問(2)
◆─────────────────────────────────◆
                     「急にご無理を申しますが」

<読者からの質問>————————————————

一つ確認させていただきたく、メールいたしました。

「急にご無理を申しますが、
ご対応いただきますようお願い申しあげます。」

この際に、「ご無理」の「ご」は必要ですか?
(読者 N.Cさん)
——————————————————————-

「急に無理を申しますが」でも
文意は通じますが

この場合、相手に無理を強いるので、
「無理」にも「ご」を付ける方が丁寧ではないでしょうか。

むしろ、文後半の
「ご対応いただきますようお願い申しあげます」を
「ご対応をお願いいたします」
と整理すると、文全体がすっきりします。

・急にご無理を申しますが、
ご対応いただきますようお願い申しあげます。

・急にご無理を申しあげますが、ご対応をお願いたします。

「ご対応をお願いたします」の前に「何とぞ」を添えてもよいでしょう。

「無理」に「ご」を付けない一文も考えてみました。

「急に無理なお願いを申しあげますが、
ご対応いただければありがたいです」

「お願い」が続かないように文末を「ありがたいです」にしています。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

まぐまぐニュースに過去のメルマガ記事が紹介されました。

メールで頼み事をするときの言い回しについてです。

 ▼「急なお願いごと」をするとき、どんなメール文を書けばいい?

★8冊目の著書「迷わず書けるメール術」販売中!

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

メルマガ詳細

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む
今週は、読者の方からの質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問
◆─────────────────────────────────◆
                          「背をそむける」
 VOL.2732 末文< 手紙とメールの違い(4)>
 のメルマガのあとがきへの質問です。
 <読者からの質問>————————————————
  本日のメルマガのあとがきに、気になる表現がありました。
  >息子は、そんな父親に
   すっかり背をそむけてしまい
  背をそむける → 背を背ける
  これは重ね言葉ではないのでしょうか?
  「背をむける」あるいは「そむける」が適切と考えますが、
  神垣さんの見解をお聞かせいただければ幸いです。
                           (読者 K.Kさん)
 ——————————————————————-
 「そむける」は
 視線や顔をそらす、後ろやわきの方へ向かせる、という動作のほかに、
 心を離す、という意味で使います。
 上記の文では、息子が父親から心を離す例えとして
 「背をそむけてしまい」という表現にしました。
 新聞表記では「背ける」と書き、
 「背中」の「背」の字を用いるため、
 「背を背ける」と書くと「背」の字が続き
 重ね言葉のように見えます。
 そのため、敢えて「そむける」をひらがな表記にしました。
 「背をそむける」という言葉自体は重言ではないと考えますが、
 K.Kさんのご指摘のように「背を向ける」
 とすれば、紛らわしくないですね。
 そのほかの重ね言葉については、
 下記のバックナンバーで取り上げています。
 ▼「まず報告することが先決」< 重ね言葉の言い換え >VOL.2609

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

メルマガ詳細
記事全文を読む
今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(3)
◆─────────────────────────────────◆
                            「課長様」

 以前、「校長先生」の表記で質問をいただいた方から
 続いて次の質問がありました。

 「校長先生」< うっかり敬語(5)>VOL.2700

 <読者からの質問>————————————————

  今度は、身内には敬語を使わないということで質問です。
  校長ではなく、課長とか係長、班長等の場合も同じになりますか?
  職場での電話のやり取りで、「○○課長は不在です」ではダメで、
  「課長の○○は不在です」とすべきなのでしょうか?

  二重敬語関連では「○○課長様は、いらっしゃいますか」ではなく、
  「課長の○○様は、いらっしゃいますか」となるのでしょうか♪

  課長に敬称の意味があるのなら、
  「○○課長はいらっしゃいますか」でもよろしいのでしょうか?

                           (読者 S.Sさん)
 ——————————————————————–

 敬称の使い方は
 社外の相手に対して使う場合と
 社内の相手に使う場合とに分けて考える必要があります。

 まず、社外の相手に社内の上司の在・不在を伝える場合は
 敬称を付けずに対応します。

  例)上司の名前が山田課長の場合
  山田は出張のため不在です。

 次に、社外(客先)の課長の在・不在を尋ねる場合は
 敬称を付けて対応します。

  例)客先の課長の名前が佐藤の場合
  佐藤課長はいらっしゃいますか?

 この場合、「課長」が敬称なので
 その後にさらに敬称の「様」を付ける必要はありません。

 ただ、最近の風潮として
 電話やメールでも
 「課長様」「部長様」「社長様」といった
 呼び方や表記を聞いたり目にしたりすることがあります。

 役職だけでは呼び捨てにしているような遠慮や
 少しでも丁寧にという思いから
 役職に様を付けるのだと思われます。

 本来は敬称だけで失礼にはあたらないのですが
 「役職+様」の表記が増えつつあるのは事実です。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む