今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長文メールの留意点(5)
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                           変化をつける

 長文のメールは、読み進めていくうちに疲れてしまうものです。

 改行に気を付けたとしても
 単調な文字の羅列が延々と続いていくと、
 読んでいくうちにダレてきて、要点が印象に残りにくいのです。

 そのためにも「見出し」を付けることが有効になってくるわけですが
 そのほかに読みやすくする工夫としては

 記号や罫線を使って文章を区切り、見た目に変化を付けていく
 方法があります。

 4~5行ごとに
 ———– や ****** といった区切りの印を
 挿入していくのです。

 ビジネス文書の「記書き」の部分
 (「記」としてその下に箇条書きで日時などの要点を記すこと)を
 罫線ではさんで強調するのもよいでしょう。

 例えばこんな感じ

(例文)

 下記の通り、上映会を開催します。
 上映後、この映画の監督マット・テイラー氏の講演がありますので
 奮ってご参加ください。

 <<「GATE」上映会 >>————————————-

   ●日 時:5月28日(金)
        18:00 開演  18:30~ 上映
   ●会 場:広島市県民文化センターふくやま
        (広島県福山市東桜町1-21)
   ●入場料:一般 999円

 ————————————————————

 このように記号や罫線、余白の行を取り入れて
 読みやすく、印象に残るようなレイアウトを考えるのも
 長文のメールを送る際には気に留めておきたいポイントです。

 長文のになると書くので手いっぱいになりがちですが
 その文を読む側の視点で、もう一度、読み返し
 読みやすく整えて送信する習慣をつけたいですね。

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今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 長文メールの留意点(4)
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                       余計な情報を整理する

 メールが長文になる原因の一つに
 余計な情報が多く含まれていることが挙げられます。

 下記の文例は、それほど長文ではありませんが
 “余計な情報が含まれた文”の一例として挙げます。

 ——————————————————————
 私の携帯電話の番号は長い間、○○で 090-XXXX-XXXXでした。
 先月、ナンバーポータビリティを使い、△△の新機種にしました
 (同じ番号です)。

 しかし、△△は電波状態が悪い場所が多いので不便を感じています。
 また、海外で使うには、○○ほど便利でないことが分かりました。

 そこで、このたび再度○○の携帯を新規に購入しました。
 番号は 090-YYYY-YYYYです。

 当分の間、これら2つの携帯電話をもっていますが、
 仕事で使う携帯は新規の090-YYYY-YYYYに徐々に移そうとしています。
 よって、今後はなるべくこの番号にかけてください。

 話が少しややこしくなりましたが、
 要は、090-YYYY-YYYY にかけてください
 ということです。
 ——————————————————————

 上記の文は、下記のように整理できます。

 ——————————————————————
 従来、仕事の連絡用に使用していた携帯電話の番号
 090-XXXX-XXXX を、
 下記の新しい番号に変更することにいたしました。

 新しい番号は 090-YYYY-YYYY です。

 お手数ですが、今後はこの新しい番号へ
 おかけいただきますようお願いいたします。
 ——————————————————————

 つまり、相手に知っておいてほしい新規の携帯番号と
 今後、新規番号で連絡をお願いしたいという旨を
 伝えればよく、

 携帯電話のキャリア変更のいきさつは
 この際、省略してもよいというわけです。

 物事を順序立てて説明することは大切ですが
 込み入った内容の場合は、
 結論や、相手に最も伝えたい内容に焦点を絞り
 先に核心を述べる方が、メールが長文にならず
 さらに、相手へも分かりやすく端的に伝わります。

 よく、長々と前置きや理由を述べた後
 「要は~です」「「要するに~ということです」と
 最後の方で結論を述べる文章を見かけますが、

 メールの場合は、その要点の部分こそ
 冒頭で述べることをお勧めします。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 【しごび】読者のあなたへ
 ひと足早くお知らせします!

 神垣の5冊目の著書が
 今月22日(金)ころに刊行されます。

 タイトルは・・・
 『 今すぐ使える! 「メール」上達BOOK 』

 手軽な新書サイズで、文字も大きいので
 移動時間などにさっと目を通せ
 タイトル通り、すぐに使える内容です。

 今回の新たな試み、それは……

 おいおい、当メールマガジンで
 お知らせしていきますね。お楽しみに!

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今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 長文メールの留意点(3)
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                             編集する

 以前にも書いたことがあるのですが、
 メールは「語る」ものではありません。

 対面で話す場合もそうですが、語り始めると止まらなくなるのが常。

 メールの場合でも、得意分野や好きなこと、
 自分の知識や経験を伝える気持ちが強く働くと
 「語りモード」に入ってしまい、文章が長くなりがちです。

 質問をする場合でも、ある程度ポイントを絞って尋ねるようにしないと
 いくらでも長くなる可能性があり
 読む側を疲れさせてしまうことも…。

 結果的にメールの本文が長くなってしまった場合
 それをそのまま相手に送信するのではなく
 一度、自分で整理・調整してみましょう。

 整理の仕方としては、次の3つの方法があります。
 1)見出しを付け、整理して述べる
 2)先に概要を挙げ、次に詳細を述べる
 3)目次を入れる

 1)見出しを付け、整理して述べる
   見出しには「●」「■」などの記号を使って目立たせると
読みやすくなります。

 2)先に概要を挙げ、次に詳細を述べる
新聞などでも最初にリード文が入った記事がありますね。
メール全文を要約し、先に「最も伝えたいこと」を先に述べておくと
詳細も伝わりやすいです。

 3)目次を入れる
上記のように数字で順番に箇条書きし
各項目を「目次」として先に挙げておくと
読む際に優先順位を付けやすくなります。

 長文のメールを書きっぱなしにせず
 このように一度、見直し、読みやすく編集するひと手間をかけると
 「長文でも読んでもらえる」メールにすることができます。

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 【しごび】 の お す す め
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 ある高1女子の例。
 入塾2カ月で、数学I 33点アップ!

 これを聞いた時、ちょっとびっくりしました。
 それまでの彼女ときたら、冗談抜きで「とほほ」な成績だったので…。

 「繰り返し」は、みんなの味方。誰でも成績は上がります。
 半年で40点、50点アップも可能です。
 自分は文系、あの人は理系、という分類は禁物。
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今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < 長文メールの留意点(2)
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                           断りを入れる

 長文のメールを送信する際の留意点は
 まず、長文であることの断りを入れることです。

 例えば
 「お問い合わせいただきました○○についての
  詳細な仕様をお知らせいたします。
  少々長文になりますが、ご一読のうえ
  ご検討のほどお願いいたします」

 次のように、件名に長文であることを明記する方法もあります。
 「○○についての回答(長文です)」

 メールの件名や冒頭に長文である旨が述べてあれば
 読む側は後で読んだり、そのつもりで読む心構えができます。

 昨日も述べたように
 メールの適切なボリュームはスクロールせずに読み切れる
 範囲内。

 詳細な内容や込み入った事柄を伝える場合は
 Wordなど別のファイルにまとめ、添付したり
 メールではなく、相手に直接電話して説明するほうが得策でしょう。

 メールの基本として「結論を先に書く」ことが
 ポイントの一つとして挙げられますが、
 長文であるという「どのようなメール」であるかを
 先に相手に知らせることも
 メールを送信する際の配慮と言えます。

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今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 長文メールの留意点
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                       気分任せの長文メール

 メールのボリュームとして適切なのは、
 スクロールせずに読みとれる文字量
 行数にして20~25行程度が適切と考えます。

 何度もスクロールしなければ読み切れないメールというのは
 書く側も相当なエネルギーを要しますが
 読む側にも負担を強いるものです。

 一番困るのは、本人のテンションの高さに任せて
 勢いでが~っと書き、冷静に読み返して推敲することなく
 勢いのまま送信されてくる長文メール。

 苦情や感情的なメール、あるいは急ぎのメールに多くみられる傾向で
 送信した側はそれで気が済んでも
 受け取った側は迷惑このうえないということがあります。

 深夜に込み入ったメールを送るのはやめましょう
 というのも、感情過多な陶酔型の長文メールを送ってしまう確率
 が高いからです。

 しかし、そうした状況を避けても
 メールが長文になるケースがあります。

 今週は、そうした
 長文メールを送る際に、
 飽きられず、相手をイラつかせず
 最後まで読まれるメールの書き方について
 ご紹介していきます。

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 【しごび】 か ら お 知 ら せ
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 広島限定ですが…

 今朝の中国新聞朝刊、9面・くらし面の「本棚」のコーナーに
 『さらりと返せる、大人のメール表現334 』
 が紹介されました!

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<

今週は、過剰に使いすぎている敬語について取りあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 過度の敬語(5)
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                      感謝や依頼する際の注意

「本日はこのような機会をお与えいただきまして、ありがとうございます」

上記の文は、あながち間違いでもないのですが
そこまでへりくだる必要があるのか? と思う一文でもあります。

謙譲の「お~いただく」を使ったのが「お与えいただく」ですが
同じ謙譲語でも「与えていただき」を使い

「本日はこのような機会を与えていただき、ありがとうございます」

とします。

または、「機会を与えてくれた」相手に対する尊敬語として、
「~してくださり」を使い

本日はこのような機会を与えてくださり、ありがとうございます」に。

相手にお願いして何かしてもらう場合は「~くださいますよう」。
例えば、すぐに書類を送ってほしい場合は

「○○の書類を至急、ご送付くださいますようお願いいたします」

とします。

尊敬語は数多く使うほど、丁寧になるのではなく
却って慇懃無礼な印象を与えることも多くあります。

敬語表現は一文にひとつ、使われていれば
事足りることが多いです。

一文にいくつも敬語表現を使っていないか
もっと簡潔に、すっきり表現できないか
と気に留めておきましょう。

 
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