今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 読者からの質問
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                    「いただき」か「くださり」か

11月26日配信のVOL.1169
に連動していただいた質問です。

<読者からの質問>————————————————

本日の敬語の使い方の解説は、私が以前から気になっていたことでした。
やっと納得できたことが嬉しく、メールさせていただきます。

電車のアナウンスで
「本日はご乗車いただきましてありがとうございます。」
いつも、これに引っかかりを覚えていました。

「ご乗車くださいまして・・・」ではないのか??と
周りの人に聞いても「どこがおかしいの?」と逆に問い返されます。
でも 気になり始めると、周りには
「・・・・いただきありがとうございます」が氾濫していて
混乱していました。

ひとつ質問です。
「お越し頂きありがとうございます」は
「お越しくださりありがとうございます」でいいのでしょうか?
それともこれも2重敬語になるのでしょうか?
(読者 T.Oさん)
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「お越しいただき」か「お越しくださり」のどちらが適切か
というご質問ですが、結論から言いますと
どちらを使っても問題ありません。

「お越しいただき」は、自分を低めて相手を敬う謙譲語
「お越しくださり」は、相手の行為を敬う尊敬語

という違いはありますが、最終的に「お越しになる(来る)」
相手を敬う表現であることに変わりはありません。

ですが、厳密に使い分けたいというのであれば
・相手にお願いして来てもらう場合は「お越しいただき」
・相手の意思で来てくれる場合は「お越しくださり」
と使い分けることができます。

たとえば、相手に案内状を出したりして招待している場合は
「○○へお越しいただき、ありがとうございます」

相手が自ら立ち寄ってくれたような場合は
本日はわざわざお越しくださり、ありがとうございます
ということになるでしょう。

ただ、これはあくまで目安なので
基本的にはどちらを使っても相手に失礼にはなりません。

 

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今週は、混同しやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語の間違い(5)
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敬語の多用

こんがらかった糸のようになってしまった敬語の使い方が下記の例です。

上記の説明で分かられたと存じますが
⇒ 上記の説明でお分かりになったと存じますが

相手が理解したと思う、という意を敬語で表現した一文です。
「存じます」は「思う」の謙譲語だということはわかると思います。

問題はその前の「分かられた」。
確かに「~される」は尊敬語ですが、「分かられる」という言葉は変です。

「分かる」の尊敬語は「お~になるを使って「お分かりになる」
とするのが適切です。

同様の間違いが下記の語にもみられるので注意しましょう。

「くれた」の尊敬語 ⇒ × くれられた  ○ くださった
「いた」の尊敬語  ⇒ × いられた   ○ いらっしゃった
○ おいでになった

もう一点、よく判断に迷うのが「ご」「お」の使い方です。

ご安心してお任せください ⇒ 安心してお任せください

「ご安心」「お任せ」ともに敬語を使わなくても
尊敬語は「お~ください」だけでよく、
その前の「安心」に「ご」は不要です。

下記の文例も同様です。

ご丁寧なご回答をいただき ⇒ 丁寧なご回答をいただき
ご親切にご対応くださり ⇒  親切にご対応くださり

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今週は、混同しやすい敬語表現についてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法          < 敬語の間違い(4)
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                           特定の謙譲語

「拝見」「拝受」など、言葉そのものが謙譲の意を表すものが
幾つかありますが、それを尊敬語として使っている間違いもあります。
例えば…

資料を拝見なさった後、ご意見をお願いします。
⇒ 資料をご覧になった後、ご意見をお願いします。
資料をお読みになった後、ご意見をお願いします。

「拝見する」は「見る」の謙譲語なので、相手の動作に使うのは不適切。
この場合、資料を「見る」相手に敬意を表す尊敬語「ご覧になる」、または
「読む」の尊敬語「お読みになる」が適切です。

どなたにご恵贈なさいますか ⇒ どなたにお贈りいたしますか

「恵贈(けいぞう)」は人から物を贈られることを、
贈り主を敬っていう謙譲語。
「ご恵贈にあずかり、ありがとうございます」のように使います。

ですので、相手にものを贈るときに「恵贈」を使うのは間違っています。
この場合は、尊敬の「お~いたす」を使い「お贈りいたしますか」とします。

先日、ご恵存いただいた著書をご拝読いたしました。
⇒ 先日、ご恵贈にあずかりましたご著書を拝読しました。

「恵存(けいそん・けいぞん)」とは、自分の著書などを贈るときに
相手の名の脇や下に書き添える語で
「お手元に保存してくだされば幸いです」という意を表します。

相手の行為を敬う言葉であって、
人から贈ってもらった場合は「恵贈」が適切です。

もう一点
「著書をご拝読いたしました」というのも間違い。
「拝見」「拝読」「拝聴」などの言葉に謙譲の意が含まれてるので
謙譲の「ご(御)~いたす」は不要です。

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今週は、混同しやすい敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語の間違い(3)
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謙譲語との区別

自分がへりくだることで相手への敬意を示す謙譲語。
この謙譲語を相手の動作に付けてしまう間違いが多く見られます。
例えば…

受付で伺ってください ⇒ 受付でお聞きになってください

「伺う」は「聞く」の謙譲語。
自分が主語の時は適用できますが(例:受付で伺いました)
相手が主語の場合は、尊敬語の「お聞きになる」を使うのが適切です。

同様に、下記の2例も謙譲語を取り違えたものです。

受付で伺っていただけますか ⇒ 受付でお尋ねになってください
受付でお尋ねになっていただけますか

「伺う」は「尋ねる」の謙譲語でもあります。
相手が主語の時は尊敬語「お尋ねになる」を使用します。

佐藤部長から伺っていらっしゃいますか
⇒ 佐藤部長からお聞きになっていらっしゃいますか
佐藤部長からお聞き及びでしょうか

尊敬語「お尋ねになる」のほかに、
「お聞きおよび」の言い替えも覚えておいてよいでしょう。

場合によっては、別の角度から
「○○の件がお耳に入っていると思いますが」という
言い替えもできます。

自分が主語の時は「佐藤部長から伺ったのですが」として
問題ありません。

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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語の間違い(2)
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丁寧語の区別

書き言葉ではあまり使いませんが…

山田様でございますか ⇒ 山田様でいらっしゃいますか

ものの存在を意味する「ある」の丁寧語は「ございます」。
人の存在を意味する「いる」の丁寧語は「いらっしゃる」。
このように存在を意味する丁寧語は、人か物かで異なります。

ですから、「ございます」は人の存在を表すときには使いません。
「資料があります」のようにものを指す丁寧語は「資料がございます」。
「資料です」の丁寧語は「資料でございます」です。

何をお探しでございますか ⇒ 何をお探しでいらっしゃいますか

上記の場合、探している主語は人なので
丁寧語の「ございますか」ではなく
尊敬語の「いらしゃいますか」を使います

では、次の一文はどうでしょう。

分かりました方は挙手をお願いします

この場合は、「分かりました」という丁寧語より
相手を立てる尊敬語の「お~になる」を使い

お分かりになった方は挙手をお願いします

が適切です。

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                         二重敬語の間違い

今年最後の敬語特集です。はりきっていってみましょう!

まずは、二重敬語について。
文字通り、敬語を重ねて使ってしまい、過剰な敬語表現になってい
るケースを指します。

以前も取り上げたことがあるのですが
バックナンバー VOL.124 二重敬語に気をつけて!

補足でいくつか挙げてみましょう。

(出発・到着に関する敬語)
・ご出発になられる ⇒ 出発される/ご出発のかたは

例)出発されるのは今日ですか?
ご出発のかたはロビーにお集まりください。

・お着きになられました ⇒ お着きになりました/到着されました

例)会長は、昨日、お着きになりました。
会長は、昨日、到着されました

上記は、尊敬の「~になる」と「~される}を混同したケース。
どちらか一つの敬語を使うようにすれば、すっきりします。

(待たせる敬語)
・お待たせ申しあげました ⇒ お待たせいたしました

例)大変お待たせいたしました。

上記は、謙譲の「お~いたします」ですむところを
「申しあげます」を入れたことで混乱が起きています。

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