今週は、メールアドレスやアドレス帳の扱いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールアドレス考
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差出人の設定

今週はメールアドレスとアドレス帳について
見直していきたいと思います。

あなたが使っているメールソフトでは
「差出人」の設定はどのようになっていますか?

会社の個人アドレスにも意外と多く見られるのが
ローマ字書きの名前。

私の名前を例にすると
「ayumi kamigaki」とか「Ayumi_Kamiagki」「kamigaki」
という表記です。

「別にローマ字書きでも
その人と分かればいいんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが

このローマ字表記の「差出人名」が
送信した先のアドレス帳にそのまま登録されてしまうと
誤送信につながりやすいです。

ローマ字表記だと
似たような名前の人がアドレス帳に登録されている場合
区別がつきにくいからです。

差出人名が「tanaka」になっていると
アドレス帳に「tanaka@abc.co.jp」と「tanaka@xyz.jp」
のように別々のタナカさんが登録されていた場合
混同してしまう可能性があります。

▼ 「どこの、だれ」か分かる差出人名に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こうした間違いを避けるためにも
少なくとも仕事で使うメールアドレスについては

メールソフトの「差出人」名を
日本語表記にすることをお勧めします。

「山田花子」とフルネームで表記するほかに
「山田花子(Hanako Yamada)とローマ字表記を併記したり

「山田花子 ABC商事」
「山田花子(ABC商事)」
「山田花子@ABC商事」

のように名前と社名を併記したりすると
「どこの、だれ」からのメールかが分かりやすくなります。

フリーメールや携帯メールはこの限りではありませんが
仕事で使うオフィシャルなメールに関しては
一度、メールソフトの「差出人」設定を確認してみましょう。

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今週は、無駄を省いたスッキリメールについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                       < メールのぜい肉を取る(2)>
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 「過剰な修飾語」

読みやすいスッキリしたメール文にするには
ぜい肉となる「無駄」な文章を取り去ることが必要です。

無駄の一因となっているのが
「過剰な修飾語」
です。

形容詞や副詞は、
書き手がどのように感じたか、感じているかという
「主観的な意見」を述べるときに使われることが往々にしてあります。

例えば
「とてもきれいな部屋」
という一文。

「部屋」は実在するものですが
副詞「とても」や、形容詞「きれいな」は
書き手の主観で感じたことです。

ほかの人が見れば
必ずしも「とてもきれいな」部屋に見えるとは限りません。

▼ 盛らずに書く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「緑豊かな公園に隣接し、光にあふれた
南向きのとてもきれいな部屋」

広告文のようなこの一文
修飾語があまりにも多く使われているため
本来、伝えるべき「事実」が分かりにくくなっています。

文の「ぜい肉」となっている修飾語を取り除いてみましょう。

「公園に隣接した、南向きの部屋」

このように、過剰な修飾語で「盛った」一文は
余計なイメージを与え、読む側を惑わせます。

事実を正確に伝える必要がある
ビジネスメールの場合、
客観的な事実を伝わりにくくする
修飾語の使いすぎに注意しましょう。

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今週は、「ら」抜き言葉にについて取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    <「ら」抜き言葉に注意(5)
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 「ら」抜き言葉が主流に?

文化庁が平成22年度に
16歳以上の男女およそ3500人を対象に実施した
「国語に関する世論調査」によると……

「来られますか」を
「ら」抜き言葉の「来れますか」と表現する人は
16~19歳の世代で70%超
40代で約46%にのぼり

「ら」抜き言葉を日常的に使っている人が
増えていることが分かります。

「ら」抜きでもまったく抵抗を感じない
あるいは、
「ら」抜きと気づいていても、なんとなく使ってしまう
というケースはよくある話。

時代の変化と共に
「ら」抜き言葉が主流になっていくのは時間の問題かもしれません。

「言葉は生き物なんだから、仕方ない」という考え方もありますが
せめて、上の世代が若い世代に
「実はこうなんだよ」「本来はこういう使い方をするんだよ」と
伝えていくことは諦めずに続けていくことが大切と感じています。

私自身が若い時分
先輩や上司の文章を見て、学んだように
メール全盛の今も、若い人たちは上の世代の人たちの文を見て
書き方を学んでいるのだとしたら……。

日常の些細な言葉への疑問や違和感を放置せず
調べてみる、確かめてみる
そして、正しい使いかたを模索することが
必要ではないでしょうか。

 
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今週は、「ら」抜き言葉にについて取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    <「ら」抜き言葉に注意(4)
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見分ける練習

「ら」抜き言葉かどうか
確認する方法として

その言葉の最後の「る」を取って
「命令形」にできるかどうか
で判断すると、昨日、ご紹介しました。

では、練習してみましょう。

次の言葉は「ら」抜きとそうでないものが混在しています。
「ら」抜きでよいものに○
「ら」を入れるものに×をして直してください。

食べれる
売れる
考えれる
来れる
しゃべれる
作れる
眠れる
寝れる
分けれる

答えは…

食べれる  ×食べられる
売れる   ○
考えれる  ×考えられる
来れる   ×来られる
しゃべれる ○
作れる   ○
眠れる   ○
寝れる   ×寝られる
分けれる  ×分けられる

○の動詞はいずれも「五段活用」の動詞なので
「ら」抜きでOK。

「れる」か「られる」か迷う、咄嗟に分からない場内は
「~できる」と書き替えてもよいでしょう。

食べれる → 食べることができる
読める  → 読むことができる

といった具合です。

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今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 数字の使い分け(5)
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漢数字と洋数字の使い分け

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介してきました。

「1つ」「2個」「3冊」……と
「いくつ」か、数を数えるときに使うのは洋数字ですが
次のような場合は漢数字を使います。

「気持ちを一つにして」
「二つ返事で了承する」
「三つ巴」
「営業の七つ道具」

「3人に1人が使用」
「9人制バレー」
このように、人を数えるときもや人数を表すときも
洋数字を使います。

対して、次のような慣用句や熟語には漢数字を使います。

「一人前になるまで」
「三者三様」
「十人並み」
「十人十色」

横書きが普及・浸透し
洋数字の方が使いやすい状況はこれからも増えていく一方でしょう。

しかし、定まった意味を持つ言葉には漢数字を使うことも気に留め
使い分けるようにしたいですね。

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今週は、数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 数字の使い分け(4)
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                        漢数字より洋数字に

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介しています。

昨日の新聞に次のような文面がありました。

「農業など1次産業の生産者が、加工(2次産業)や流通販売(3次産業)
まで手掛けて付加価値を高める「6次産業化」の先進事例に学ぶ研修会」

農・林・水産業などを1次産業とか、第1次産業と言いますが
かつては漢数字を用い「一次産業」「第一次産業」
と表記していました。

しかし、現在は、上記のように新聞でも
「1次産業」「第1次産業」と洋数字で表記しています。

このように「次」がつく言葉で、
漢数字より洋数字の表記が主流になった語としては

「1次試験」「2次試験」
「2次元CAD」「3次元CAD」

などが挙げられます。

しかし、次のような特定の意味を成す「次」がつく言葉は
漢字表記をします。

「一次資料」(元になる資料)
「二次的」 (副次的な)
<追記>
上記以外にも
▼洋数字で表記
1次試験・2次試験
第1次世界大戦
2次会

▼漢数字で表記
二次感染
二次災害

があります。

 
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