今週は、メールのやり取りを円滑にするためのポイントをご紹介。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法  < メール対応の心得(3)
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                  「事実」と「意見」を混同しない

 メールのやりとりをする際に
 心得ておくべき4つのポイント、その二

 「事実」と「意見」を混同しない

 これも、当メールマガジンで繰り返し述べてきたことですが
 大切なので、しつこく書きます。

 「事実」は実際に起きたこと、起きていること。
 「意見」はそれに関する自分の考えや感想、感情です。

 報告や連絡の場合
 基本的には、「事実」を優先して書きます。

 今、どうなのか。どういう状況・状態なのか。
 自分はどこまで理解・把握しているのか。
 これらの事実を踏まえ、今後、どのような対策をとるのか。

 その場にいない、あるいは、その状況を知らない相手に
 正確に伝える必要があります。

 ところが、
 「事実」よりも「意見」の方に重きを置いて
 伝えるケースがあり、それが混乱を招いています。

 自分はどう思ったか
 自分はどう感じているのか
 自分の考えは、こうだ……

 といった具合に
 個人的な感情、感想が織り込まれると
 事実が事実としてうまく相手に伝わりません。

 まずは
 5W1Hに基づいて「事実」を伝えることを心がけましょう。

 相手に「意見」を求められ得た場合は
 是か非か、可か不可か、という意思表示を。

 その上で
 良いとか悪い、好きとか嫌いという感覚的な感想ではなく
 「どうしたら、もっと良くなるのか」という改善案や提案を
 具体的に示すことをお勧めします。

 「結局、何を伝えたいのか分からない」
 と相手から思われるメールは
 「事実」よりも「意見」を述べることに重心が移ってしまい
 何が起きて、どうすべきかが判断できない
 内容になっていることが多いです。

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今週は、うっかり使いがちな重言についてです。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法               < 重言注意!(5)
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                          「受給を受ける」

急ぎの急用があるので」

うっかり重言を使っていても
それに気づかないほど
切羽詰まっていることが伺える一文ですね。

こんなふうに

同じ意味の言葉をつい使ってしまうのは

その言葉や、言葉が意味することを
強調したいから。

わたしも思わず
強く強調したい」
と書きそうになりました。

書いてみっれば、明らかに
同じ意味の字が重なっているのに

思わず使ってしまう
うっかり重言がほかにもあります。

「受給を受ける」

「加工を加える」

「別々に別れた」

「収入が入った」

「必ず必要な」

「近所の近くに」

「迷子の子ども」

「沿岸沿い」

会話の場合は、
重言だと分かっても
その場のノリで聞き流しますが

書くと残るので
言葉の重複はないか
必ず読み返してチェックすることを忘れずに。

一番怖いのは
重言を無意識に使っていて
自分で気づかないこと、誰にも指摘されないこと。

メールの場合は、
文章で人となりや、仕事ぶりを判断されることが多いので
気をつけたいですね。

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今週は、うっかり使いがちな重言についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 重言注意!(4)
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「注目を集める」

これから使うことが多くなる言葉に

新年明けましておめでとうございます」

がありますね。ところが、これも重言。
気づかず使っているケースが多いです。

実はわたしもうっかり使っていて、
メルマガに書いたときに読者から指摘を受け、
以来、気をつけています。

年が明けることを「明けまして」と表現するため
新たな年を意味する「新年」と意味が重なります。

そのため
新年おめでとうございます」とするか
明けましておめでとうございます」
とするのが適切です。

このように、言葉の意味をよくよく考えると
重複している表現がほかにもあります。

注目を集める
もその一つ。

「注目」は、関心・興味があることに意識を集めること
ですから、「注目」という言葉の中に
「集める」という意味も含まれています。

したがって
注目される」「注目の的になる」とか
関心を集める」「評判になる」という表現に
言い換えられます。

そのほかには……

・今現在       → 「今」あるいは「現在」
・はっきりと明示する → 「はっきりさせる」「はっきりと示す」
あるいは「明示する」

なども重言です。

一見、違う言葉の組み合わせだと気付きにくいですが
書いて意味を考えると、分かりますね。

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今週は、うっかり使いがちな重言についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 重言注意!(3)
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カタカナ重言

製造メーカー

製造するところがメーカーですから、
「自動車メーカー」「家電メーカー」とすればいいのですが
うっかり、言ったり書いたりしてしまう重言の一つです。

このほかにも、
思いがけないハプニング」とか
後ろバックする」のように
カタカナを使った重言があります。

例えば、「期待のホープ」。
「ホープ」自体が、将来に望みをかけられている人とか、有望な新人
といった意味なので
「期待の」と意味が重なります。

この場合は、「期待の新人」「球界のホープ」といった
書き方の方が適切です。

そのほか、下記のようなカタカナ重言があります。

・ボール球       → 「ボール」あるいは「球」
・シート席       → 「シート」あるいは「席」
・リスト一覧      → 「リスト」あるいは「一覧表」
・真っ直ぐなストレート → 「直球」あるいは「ストレート」
・ワイルドで野性的   → 「ワイルドな」あるいは「野性的な」
・健康的でヘルシー   → 「健康的」あるいは「ヘルシー」
・アメリカへ渡米した。 → 「アメリカへ渡った」あるいは「渡米した」

日本では、カタカナの言葉や和製英語があるため
カタカナと意味が重複した言葉を
うっかり使ってしまいがちです。

このように書いてみると、意味の重なりに気がつきやすいですね。

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今週は、うっかり使いがちな重言についてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法             < 重言注意!(2)
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                     「上に上がる・下に下がる」

「エレベーターで上に上がる
と言ったり書いたりしますが、実はこれも重言です。

上の方へ移動することが「上がる」なので
「上がる」の前に「上に」とか「上へ」は要りません。

ほかにもうっかり使いがちな「上に上がる」ですが
意味の重複を避け、下記のように書き換えることができます。

・ステージの上に上がる。→ ステージに上がる
・壇上に上がる。     → 壇上に立つ
・屋上に上がる。    → 屋上に行く

「下に下がる」も
下の方へ移動することを指す言葉なので、
「上に上がる」と同様に
「下がる」の前に「下に」「下へ」は不要。

「エレベーターで上に上がる下に下がる)」

「エレベーターで上がる
「エレベーターで下がる
ですが

「上に上がる(下に下がる)」の「上」「下」の代わりに
2階に上がる(下がる)」
のように何階かを書いてもいいですね。

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今週は、うっかり使いがちな重言についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 重言注意!
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「できる限りのベストを尽くす」

先日、ある芸能人の妊娠報告コメントに
できる限りのベストを尽くすつもりでおります」
という一文がありました。

「ベストを尽くす」は、最善を尽くす とか
目的のために力をすべて出し切ることを意味する言葉。

そうすると
「できる限りのベストを尽くす」は
最大限にベストを尽くす と意味合いとなり
いわゆる「重言」では?
と思ってしまいました。考えすぎでしょうか?

「ベスト」を使ったよくある重言に
一番ベストな」「もっともベストな」
があります。

全力でベストを尽くす」というのも
重言と言ってよいでしょう。
「全力」と「ベスト」は同じ意味になるので
「全力を尽くす」か、「ベストを尽くす」
とします。

重言は
会話で使うとあまり気づきませんが
書くと読み返すときに「あれ?」と思うことがあります。

今週は、そんな
うっかり使ってしまいがちな重言を取り上げていきます。

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