同音異義語の使い分け、できていますか?
◆────────────────────────────◆
間 違 え や す い 言 葉                                  < 紛らわしい言葉 >
◆────────────────────────────◆
「補足」と「捕捉」

「補足」と「捕捉」の使い分け、
できていますか?

「補足」は、不足を補うこと。

「補足」の「補」は文字通り「補う」こと。
足りないところを埋めて満たす、カバーすることを意味します。

例)補足事項、説明を補足する

「捕捉」は、捉えること、つかまえること。
「捕捉」の「捕」は「逮捕」の「捕」です。

例)要点を捕捉する、
線状降水帯の捕捉率

「補足」の「補」
「捕捉」の「捕」
は部首が違うので、
間違えないようにしましょう。

では、「捕らえる」と「捉える」の違いは?

「捕らえる」は、取り押さえること。

例)熊を捕らえる、密漁船を捕らえる

「捉える」は、つかむ、把握、という意。

例)機会を捉える、特徴を捉える、
捉えどころがない人

意味を正しく理解し、
混同や入力ミスがないように注意しましょう。

メルマガ詳細
メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む
<読者からの質問>----------------------

私は「コールセンター」のバックヤードの
仕事をしてます。
実際にコミュニケーターがやり取りしている
言葉で、電話の声が相手に聞こえているか?
の確認の際に

「わたくしのお声が届いていますでしょうか?」

という対応がよく聞こえてきます。
この場合、自分の声が聞こえるか?の確認に
「お声が」ではなく「声が」ではないかと、
毎回違和感を抱いています。

これって、私の見解間違いでしょうか?

(読者 M.Hさん)

---------------------------------------

「わたくしのお声が
 届いていますでしょうか?」
という対応ですが、

M.Hさんのメールにある通り
「自分の声が聞こえるか? の確認」なので、
「お声が」ではなく「声が」とするのが正しいです。

文の主語が誰かを考えれば
「声が」に「お」をつける必要はない
と分かるのですが

お客様を主体に丁寧に言おうとすると
「誰が主語か」がこんがらかってしまうのでしょう。

「誰の声」かを明らかにするために

「お客さまにわたくしの声が届いておりますでしょうか?」

とすれば良いと考えますが
コールセンターの対応としては文が長いかもしれません。


相手(この場合、お客さま)の声を指すのであれば、
「声が」に「お」を付け、

「お客さまのお声が少々遠いのですが」

のように使います。
メルマガ詳細 メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む
同音異義語の使い分け、できていますか?
◆────────────────────────────◆
間 違 え や す い 言 葉                               < 言葉の使い分け >
◆────────────────────────────◆
「信条」と「身上」

「信条」と「身上」の使い分け、できていますか?

「信条」とは、信じている事柄。
類義語は、主義、方針、路線などです。

例)政治信条、信条を示す

「身上」は、身の上の事柄、とりえ。

例)身上書、真っ向勝負が身上

「身上」は退職や辞任の際に
「一身上の都合」というフレーズで使われます。

「しんじょう」にはほかにも
「心情」「真情」もあります。

「心情」は、心の中の思い。
類義語は、感情、情。

例)心情伝達制度、心情を察する

「真情」は、本当の気持ち。
類義語は、真心、誠意。

例)真情のこもった手紙、真情を吐露する

「信条」「身上」「心情」「真情」
意味を正しく理解して、使い分けましょう。

メルマガ詳細
メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む
「観賞」と「鑑賞」の使い分け、
できていますか?

「観賞」とは、見て楽しむこと。

 例)観賞用メダカ、和菊を観賞する

「鑑賞」は、芸術作品などを味わい、理解すること。

 例)鑑賞眼、名画を鑑賞する

映画の場合は「観賞」「鑑賞」どちらも使えます。
娯楽作品などを見て楽しむ場合は「映画観賞」。
映画が表現しようとするところをつかみとり、
そのよさを味わう場合は「映画鑑賞」。


「かんしょう」にはほかに
「観照」「勧奨」もあります。

「観照」は、客観的に見つめ、本質を思索すること。

 例)自己観照、人生を観照する

「勧奨」は、そのことをするようすすめ、励ますこと。

 例)特定健診の受診勧奨、納税を勧奨する

ビジネスメールに「観照」を使うことはあまりありませんが
「勧奨」は公用文でよく使われます。

「観」と「勧」の打ち間違いに注意しましょう。
メルマガ詳細 メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

同音異義語の使い分け、できていますか?
◆────────────────────────────◆
 間 違 え や す い 言 葉                                      < 読みの違い >
◆────────────────────────────◆
◎「首長」の読み

「首長」の読みは「しゅちょう」
だと思っていました。

ところが、音声メディアで「くびちょう」
と読んでいたので、
どのような違いがあるのかを調べてみました。

まず「首長(しゅちょう)」の意味から。
デジタル大辞泉によると、

1)集団・組織を統率する長。かしら。おさ。

2)行政機関の独任制の長官。
  特に、内閣の代表者としての内閣総理大臣。
  都道府県知事・市町村長などをさすこともある。

3)カタールやクウェート、またアラブ首長国連邦を構成する各首長国の元首の称。

と3つの意味があります。

同じくデジタル大辞泉では、
「くびちょう」と読むのは、
2)の都道府県知事・市町村長などをさす場合。

その意味としては、
「しゅちょう(首長)2」に同じ。
「市長(しちょう)」と混同を避けるための語という。

とあります。
いわゆる、お役所言葉の一種なのでしょう。

▼参考   漢字文化資料館「漢字Q&A」


似た言葉との混同を避けるため、別の読みにする、という点で
客先の会社のことを口頭では「貴社」ではなく

「御社」と呼び、使い分けるのと似ています。

▼相手の会社の呼称< 適切な呼称(2)>VOL.577

 

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのエックス

メルマガ詳細

記事全文を読む

メール対応や言葉について神垣が日々思うこと
◆────────────────────────────◆
言 葉 コ ラ ム NEW
◆────────────────────────────◆

本日の配信で、当メールマガジン
4500号を迎えました。

初期から読んでくださっているかた、
最近から読んでくださっているかた、
すべての読者の方々に心からお礼を申し上げます。

2025年、創刊20周年を迎えるわけですが
創刊時は39歳だった私も来年は59歳。

メールもメールの使い方も
メールを取り巻く環境も
20年で変わりました。

個人的に
メールには絶対的なルールはない
と思っています。

ルールのようなものがあったとしても
20年前と現在では、ルール自体が変わってきています。

例えば、メールの開封確認。

20年前は
「メールの開封確認をすべきでしょうか」
という質問が当メルマガに複数寄せられていました。

でも、今は
開封確認を求めるメールを見かけません。

このように
20年前に通用したルールが
今は陳腐化しているケースも少なくありません。

メールをはじめとする
デジタルなコミュニケーションは
日進月歩で進化しているのですから。

ビジネスメールにおいて20年前は
お手本とする定型文や美文が求められていました。

でも、今は、形式より中身。

いかに、的確に、無駄なくスピーディーに
処理・対応できるメールであるか、
がポイントです。

例えば
メールの冒頭の定型文
「いつもお世話になっております」。

わたしは懇意な客先には
使わないことが増えてきました。

代わりに、

「早速、ご返答いただき、ありがとうございます」

「〇〇の件についてご連絡いただき、ありがとうございます」

といった一文を使うことが多いです。

形式的な「いつもお世話になっております」
は1通目のメールだけでよく、
後のメールのやり取りには不要
と思うからです。

というか、書いたところで意味をなしてなく
入力する時間がもったいないとさえ思います。

メールよりビジネスチャットの使用頻度が高い職場では、
もうとっくに
「いつもお世話になっております」は
使われなくなっているのではないでしょうか。

このように
コミュニケーションの進化に伴い
古いルールに縛られず、
自分と相手にとってより良いルールに最適化していくのが
「現在のメール作法」。

当メールマガジン
日々、アップデイトしながら
最適なコミュニケーションの方法をお届けしていきたいです。

これからも
【仕事のメール心得帖】
よろしくお願いいたします。

メルマガ詳細

メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む