今週は、勘違いしやすい言葉の変化についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 勘違い言葉(3)
◆─────────────────────────────────◆
「やむおえない」

今週は、本来の言葉を変化させて使っている間違いについて
取りあげています。

そうするよりほかに方法がない、しかたがないことを
意味するのは
「やむおえない」? それとも「やむをえない」?

「やむ」は「止む」と書き、
続いていたことが止まったり、
物事にきまりがついたりすること、
終わることを指します。

「止める」しかない状態を指し、
「止む-を」+「得ない」という語にした慣用句が
「やむをえない」です。

しかし、
「やむ」+「負えない」あるいは
「やむ」+「終えない」という成り立ちの語として
「やむおえない」と勘違いしているケースがあるようです。

× 字が似ているので、間違えてもやむお得ない

○ 字が似ているので、間違えてもやむを得ない

「お」と「を」、
発音が同じなため、
うっかり間違いやすいので注意しましょう。

メルマガ詳細
メルマガ詳細


カミガキのフェイスブック

THEプロフェッショナル広島

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、勘違いしやすい言葉の変化についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 勘違い言葉(2)
◆─────────────────────────────────◆
                         「上司におもねず」

 今週は、本来の言葉を変化させて使っている間違いについて
 取りあげています。

 「おもねる」の否定形は
 「おもねず」でしょうか? 「おもねらず」でしょうか?

 「おもねる」は、相手に気に入られるように振る舞うこと。

 動詞「おもねる」はラ行五段活用なので、
 語幹「おもね」が
 おもねラ(ない)・おもねリ(ます)・おもねル・おもねレ(ば)・
 おもねロ(う)
 と変化します。

 その否定形は、
 「おもねる」の未然形「おもねら」+否定の助詞「ず」
 で「おもねらず」となります。

 × 彼は上司におもねず、毅然としています。

 ○ 彼は上司におもねらず、毅然としています。

 あるいは、「おもねらない」とします。

 × 彼は上司に決しておもねない人です。

 ○ 彼は上司に決しておもねらない人です。

 「おもねる」の打消しは、
 「おもねず」「おもねない」と「ラ」抜きではなく
 「おもねらず」「おもねらない」とするのが適切です。

メルマガ詳細

メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

THEプロフェッショナル広島

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む

今週は、勘違いしやすい言葉の変化についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法                                                        < 勘違い言葉
◆─────────────────────────────────◆
                       「味あわせてもらった」

 「潔い」を「いさぎがいい」
 「とんでもない」を「とんでもありません」
 のように、本来は一語で意味をなす言葉を
 分解・変化させて使っていることがあります。

 (参考)
 

 「味あわせる」もその一つです。

 元の動詞「味わう」を「味あう」と間違えることはなくても、
 変化形の「味わわせる」は「味あわせる」と間違いやすいです。

 動詞「味わう」のワ行五段活用は
 語幹「味わ」が
 味わワ(ない)・味わイ(ます)・味わウ・味わエ(ば)・味わオ(う)
 と変化します。

 「味わう」の未然形「味わわ」+使役の助動詞「せる」
 が付いて「味わわせる」となります。

 「味」+「合わせる」で「味あわせる」という語になるわけではなく、
 「味あわせる」という言葉はありません。

 × これまでにない充実感を味あわせてもらいました。

 ○ これまでにない充実感を味わわせてもらいました。

 今週はこのように
 本来の言葉を変化させて使っている間違いについて
 取りあげていきます。

 

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 このメールマガジンの内容を反映した
 1冊目の著書です。

 ————————————-
 ★『仕事で差がつく できるメール術』★
 ————————————-

 わたし自身も一番好きな本です。
 ぜひ、お求めください!

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法      < 似ている言葉(5)
◆─────────────────────────────────◆
「供用」と「供養」

「供用」と「供養」、
うっかり間違えていませんか?

「供」の字は共通ですが、
「供用」は「きょうよう」、
「供養」は「くよう」と、読みも異なります。

「供用」は、他人の使用のために提供すること、
多くの人が使えるようにすること。

例) 供用林、施設を供用する

対して「供養」は、亡くなった人の霊に供え物などをして、
その冥福を祈ることです。

例)供養塔、亡き祖母の供養

「供用」については、当メールマガジンで以前取り上げたことがあります。

日本語には、このように読みが同じで字が違う言葉、
字が同じでも読みも意味も異なる言葉があるほか、
字や読みが似ているが意味が異なる言葉などが
多数あります。

文字を入力するとき、
「あれ?」と疑問に思ったり迷ったりしたときは、
文字の意味や違いを調べてみましょう。

思い込みで間違えたまま使っていたり、
勘違いしたまま覚えていたりすることを
正すことができます。

まぐまぐニュースのまとめ記事も参考にしてください。


 

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

大阪は、残席3名です!
7月の東京は、まだ余裕あります。

—————————————————–
ビジネスメールでも使える!
—————————————————–
【 人づきあいのたおやか大和言葉 】
http://kamigaki.blog.jp/archives/1057073238.html
—————————————————–

<大阪>
https://www.facebook.com/events/581733455325731/

◆ 定員/10名

—————————————————–

<東京>
https://www.facebook.com/events/172720523127115/

◆場 所/渋谷方面で調整中

◆定 員/15名

—————————————————–

いずれも、定員になり次第、締め切ります。
少人数の和やかな講座です。男性の参加も大歓迎!

仕事のメールや人づきあいに取り入れられる
大和言葉を一緒に学びましょう!

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

メルマガ詳細

記事全文を読む
今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法              < 似ている言葉(3)
◆─────────────────────────────────◆
                                                                   「埋める」と「うずめる」

「埋める」と「うずめる」

「ず」が入るか入らないかで
意味が多少異なります。

「埋める」とは、いっぱいに満たすこと、欠けたところを補うこと。

例)欠員を埋める、両者の溝を埋める

くぼみや穴などを何かでふさいで満たしたり、
欠けている部分を満たしたりすることを指します。

一方、「うずめる」は、隙間なく詰めること。

例)ファンがスタンドをうずめる、町を緑でうずめる

空いた所を何かですっかり覆うようにして
隅々までびっしりと詰めることです。

「埋める」と「うずめる」の
どちらを使っても意味が通じる場合とそうでない場合があります。

・どちらを用いてもよい場合

土で穴を埋める、土で穴をうずめる

・置き換えられない場合

損失を埋める

マフラーに顔をうずめる

メルマガ詳細
◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

—————————————————–
ビジネスメールでも使える!
—————————————————–
【 人づきあいのたおやか大和言葉 】
—————————————————–

<大阪>
https://www.facebook.com/events/581733455325731/

<東京>
https://www.facebook.com/events/172720523127115/

—————————————————–

少人数の和やかな講座です。男性の参加も大歓迎!

仕事のメールや人づきあいに取り入れられる
大和言葉を一緒に学びましょう!

★8冊目の著書「迷わず書けるメール術」発売中!

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

iPhone/iPad向けアプリ【 ビジネスメール文例辞典 】

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む
今週は、 似ているようで意味が異なる言葉を取り上げます。 
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 似ている言葉(2)>
◆─────────────────────────────────◆
                         「造林」と「植林」

 山々の青葉が美しい季節です。

 山の木を植えることを
 「造林」あるいは「植林」といいますが
 さて、その違いは?

 「造林」は、数多くの木を計画的に植えて、広い面積を林にすること。

  例)造林作業、土砂崩れを防ぐために造林する

 対して「植林」は、山野に苗木を植えて、山林に育て上げること
 という違いがあります。

  例)はげ山に杉を植林する

 「植林」は「造林」の一手段で、
 「植林」を継続的に行っていくのが「造林」でもあります。

 木を植え、育てることを計画的かつ広範囲に行うのが「造林」で、
 木を植えることに重点を置いたのが「植林」。

 木を植える行為によりフォーカスし、一本の木を植えるときには
 「植樹」という言葉を使います。

 木を一本一本「植樹」し、
 山林を育てるのが「植林」で、
 もっと大規模に山林を造るのが「造林」というイメージでしょうか。






メルマガ詳細 カミガキのフェイスブック カミガキのツイッター 仕事実績、著書、お問い合わせは・・・ 神垣あゆみ企画室 メルマガ詳細
記事全文を読む