今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 読者からの質問(2)
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                            複数の宛名

<読者からの質問>————————————————

仕事でメールは必要不可欠なのですが あて名についてです。
以前  ○○会社 社長 △△様 という類の質問&回答はありましたが
下記のような場合、どのようにしたらよろしいでしょうか?

◇◇館長、○○課長、△△センター長、□□先生 あてのメールです。
複数あてですので、いちいち苗字+様とは入力しません。

私は ◇◇館長 様、○○課長 様、△△センター長 様
□□先生 とします。

以前、「殿」については、上から目線という回答がありましたし、
最近はあまり殿をつかわなくなりましたので、「様」とし、
先生の場合のみ ××先生というように区別しています。

御多忙とは存じますが、ご教示いただきますよう
よろしくお願いいたします。
(読者 Iさん)
——————————————————————

「館長」「課長」「センター長」といった役職名も
「先生」と同様に敬称なので、「様」は付けません。

もし、Iさんのように複数の人の宛名を羅列するのであれば

 ◇◇館長 ○○課長 △△センター長 □□先生

とする方が良いでしょう。

そのほかの書き方として
同じ内容の文書を上記の方々に送信(回覧)するのであれば
宛名を「各位」とするのも一つの方法です。

もし、そのメンバーを総称する呼び名があるのであれば
例えば
「○○協議会 各位」とすることもできます。

メンバーを総称する呼び名がない場合は
「関係各位」
としてもよいでしょう。

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今週は、「?」と思う言葉の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 疑問な言葉(4)
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                         お体ご自愛ください

暑中見舞いや残暑見舞いの最後に添える一文に

「お体ご自愛ください」

とありますが、「自愛」というのは「自分自身を大切にする」こと。
つまり、「ご自愛ください」だけで「お体に気をつけてくださいね」
という意味合いが含まれています。

ですから「お体」の代わりに
「暑さの折、ご自愛ください」
「くれぐれもご自愛ください」

とするか、「ご自愛」を使わず
「暑さの折、お体を大切に」
と結ぶこともできます。

これに関連して、うっかり書いてしまいがちなのが
「連日暑い日が続きますが」です。

この一文は「連日」と「暑い日」の「日」、
「連日」と「続きますが」という同じ意味の言葉が重なっていますね。

「暑い日が続きますが」
「連日暑いですが」
に「ご自愛ください」が続くと、結びの文として収まりがいいです。

もう一つ。メールや手紙、文書関連でよく目にするのが
「各位殿」「各位様」。

当メルマガでも何度か取りあげましたが、
「各位」で敬称を表すので、「殿」や「様」は不要です。
「関係者様各位」としなくても「関係者各位」で敬称を表します。

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