今週は、敬語の使いすぎについて取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 過剰な敬語(3)>
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断るときの敬語
「懇親会への参加はお断りさせていただければ幸いに存じます」
上記の一文は、後半の
「~させていただければ幸いに存じます」
が過剰な敬語の典型です。
「お断りいたします」では直接すぎるからと、
丁寧な言葉を並べていますが
“とって付けた感”は否めません。
「ご返答いただければ幸いに存じます」
のように、相手に何か依頼するような場合に
「~いただければ幸いに存じます」
を使えば適切ですが
断りの一文には、いただけません。
▼ 飾るより、言い換え、添える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「お断りいたします」では確かに表現がストレートなので
「参加できません」
「参加が難しい状況です」
と言い換えを。
その前に
「残念ですが」
「あいにく」
「申し訳ないのですが」
などを前に添えると、文章の印象が和らぎます。
さらに、後に
「ぜひ、またお声かけください」
のようなフォローの一文を添えると
感じよくまとまります。例えば、こんな感じ…
「残念ですが、都合で懇親会に参加できません。
ぜひ、またお声かけください」
「あいにく、このたびの懇親会へは参加できそうにありません。
次回はぜひ、参加したいと思いますので、よろしくお願いします」
文を敬語で形式的に飾り立てるより
気持ちを伝える表現を心がけましょう。
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