今週は、正しい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の練習(5)>
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「ご存じですか」
「ご存じですか」
読者のかたから質問がありました。
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相手を敬うつもりでいつも使われがちな
「ご存じでしょうか?」などの使い方は合っていますか。
「存じる」は謙譲語なので・・・と考えると
なかなか使えなくなっております。
(読者 J.Oさん)
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J.Oさんがお書きの通り「存じる」は「知る」の謙譲語です。
「御社のことはよく存じています」
「そうとは存じませんで失礼しました」
のように使います。
一方、「存じ」とは、知っていること、心得ていることを意味します。
「ご存じ」は「存じ」の尊敬語にあたり
「ご存じでしょうか」という表現を
立てる相手に対して使うのは問題ありません。
「先代をご存じですか?」
「この件についてはご存じでしょうか?」
このように「~をご存じですか」と問う相手に敬意を示すときに使います。
「存じる」は謙譲語、「ご存じ」は尊敬語と区別できます。