今週は、同じ意味の言葉の繰り返しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < ありがちな重言(5)>
◆─────────────────────────────────◆
少しは~なきにしもあらず
今週は、うっかり使ってしまいがちな「重言」を紹介してきました。
「少しは自慢したい気持ちがなきにしもあらずですが・・・」
上記の「なきにしもあらず」は、漢字では「無きにしも非ず」と書き、
ないわけではない、つまり、少しはあることを意味します。
文の初めの「少しは」と「なきしにもあらず」は意味が重なるので、
どちらか一つを使います。
「少しは自慢したい気持ちがありますが・・・」または
「自慢したい気持ちがなきにしもあらずですが・・・」
です。
「わずかな望みはなきにしもあらずですが」
「多少、違和感がなきにしもあらずですね」
といった文も、「わずかな」「多少の」が
「なきにしもあらず」と意味が重なるため
「わずかな望みはありますが」または
「望みはなきにしもあらずですが」に。
「多少、違和感がありますね」または
「違和感がなきにしもあらずですね」
とします。
バックナンバーでも意味の重なる言葉を取り上げているので、
参考にしてください。
▼スリムな表現< 読みやすい文章を書くコツ(2)> VOL.2162
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
▼このメルマガ記事のあとがきはこちら