今週は、手紙とメールの様式の違いについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 手紙とメールの違い(2)>
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                            時候の挨拶

 今週は、改めて
 手紙とメールの様式の違いを
 取り上げています。


 手紙にあって、メールにないものとして
 「時候の挨拶」
 が挙げられます。

 頭語の後に、
 その時々の季節に触れるひと言を添えますが

 ビジネス文書では
 「~の侯」という定型句を用いることが多いです。

 10月中旬の今の季節なら
 「秋冷の候」

 10月初旬であれば
 「初秋の候」

 10月全般に用いられるのが
 「紅葉の侯」
 です。

 ビジネス文書では、これらの時候の挨拶を添えて
 「秋冷の候 貴社におかれましてはますますご清栄のことと 
  喜び申しあげます」
 といった一文で始めるのが一般的です。

 しかし、こうした
 時候の挨拶を使わない場合もあります。

 お詫びやお見舞いの気持ちを伝える
 手紙やはがき、ビジネス文書では
 時候の挨拶は省き、本題から入ります。

 ビジネスメールでも
 基本的に時候の挨拶は書かずに
 用件を伝えます。



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【しごび】 の お す す め
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今週は、うっかり誤って使いやすい表現についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 間違いやすい表現
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新年明けまして

新年明けましておめでとうございます」

年賀状や新年のあいさつメールでよく目にするこのフレーズ。
実は、意味が重なった「重言」です。

年が明けて、新年が訪れるので
「新年」と「明けまして」は意味としては同じ。
そのため

新年おめでとうございます」
明けましておめでとうございます」

と「新年」と「明けまして」は別々に
「おめでとうございます」に添えます。

年明けの表現に関連した重言をもう一つ。

元旦の朝

これも「元旦」が「元日の朝」を意味するので
「朝」を添えると重言になります。

元旦
「元日の朝

とするのが正しい使い方です。

「元日の夜」
とは書きますが
元旦
と書くと意味が矛盾するので注意しましょう。

今週は、このように
うっかり間違いやすい表現や言葉について
紹介していきます。

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今週は、気をつけたい言い回しについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 言葉づかい注意報
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 「新年明けまして」

何度か、当メールマガジンでも紹介してきたのですが
新年を迎えたこの時期、よく目にする言いまわしなので
とりあげたいと思います。

その言い回しとは……

新年明けましておめでとうございます

「明ける」とは「旧年から新年になる」という意のため、
「明けまして」だけでよく
前に「新年」が来ると意味が重なることになります。

「新年明けまして…」と一つのフレーズとして使ってしまいがちですが

新年おめでとうございます
あるいは
明けましておめでとうございます
が適切な使い方です。

正月の新聞の全面広告にも
「新年明けましておめでとうございます」
と使われていて、ちょっと驚きました。

語呂やノリで、なんとなく使い良いから
という言い回しは、ほかにも少なからずあります。

ですから、そういった「使いやす言い回し」が
主流になっていくのは仕方のないことなのかもしれませんが
折に触れ、本来の言葉の意味を知ることは必要だと思います。

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今週は、新年度にありがちなメールの文例をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 新年度向けメール(5)
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支店・営業所開設の通知

今週は、新年度ならではのやりとりに使われるメール文を
ご紹介してきました。

支店や営業の新設に伴う「開設のお知らせ」の文例です。

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○○株式会社
佐藤一郎様

いつもお世話になっております。

九州地区での需要の高まりに対応するため
2012年4月6日に下記の住所に
福岡営業所を設立することになりました。

営業所長は、高橋太郎です。
本部で九州エリアを長年、担当しておりました。

これまで以上に充実した体制で、九州地区をカバーしてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます。

新住所:〒812-XXXX
福岡市博多区○○1-2 ABCビル340
電話番号 092-230-XXXX
FAX番号  092-230-XXXX

——————————————————-

国内に限らず、海外に拠点を構える場合も
同様の内容になります。

「いつ」
「どこに」
「だれが」
「なにを」
を押さえた案内を送りましょう。

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今週は、メールについての雑感です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < メール徒然(3)
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                          年末に届くメール

毎年、年末になると仕事の関係者にBCCで、近況と一年の感謝のメールを
送ってくださるかたがいます。

某新聞社の広告局の男性なのですが、お付き合いが始まってから、直接、
仕事でかかわらなかった年にも律儀にメールを送信してくださいます。

しかも、長々とではなく、画面をスクロールせずに読み切れる、ほど良い
文字量でまとめられているのです。

一年間、力を注いだこと、苦労したことなどがさらっと書かれ、最後に、
関係各位への感謝の言葉が必ず添えられています。

最初にメールをいただいた年から、「感じいいな~」と思い、そのかた
からのメールは消さずに保存しています。

部署が異動になったり、体調を崩されたりという年もありましたが、受
信するたび「あ、今年も!」と少しうれしくなります。

▼ 心遣いはメールでも伝えられる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手書きの一筆箋やはがきが見直されてきていますが、メールでも、こう
して心に残るメッセージを送ることができ、それがその人のスタイルに
なっているケースもあります。

メールは伝達手段の一つであり、ますます短く、無駄なく、必要なこと
だけを伝えることが求められ、それが定着しつつある昨今。

心ないメールで相手を不愉快にすることもある一方で、紙に手書きでな
くても一通の久しぶりのメールが人間関係を円滑にすることもあります。

相手の気持ちをほんの少しあたためたり、笑顔にするメールが書けるよ
うになりたいなと思います。

 
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【しごび】の お 知 ら せ
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「日経ビジネスアソシエ」2011年1月4日号
「即効! スキルアップ講座」の連載、3回目です。

今回のメール作法のテーマは・・・
「断っても好印象を残す表現法とは」です。

ぜひ、ご一読ください!

2011年 To Doリスト&絶対にしないことリスト
「日経ビジネス Associe 」2011年 1/4号

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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                           末尾の「以上」

<読者からの質問>————————————————

末尾に下記一文を入れることについて、
個人的に少し“きつい”イメージがあり、控えがちです。

「以上、宜しくお願い致します。」や、
「以上。」

使用した方が、返信が重なったときなど
読みやすいとは思うのですが、

取引先に対して送る際など、失礼にはならないか
気になっていました
(頂くメールではしばしば見受けられるんですよね)。

神垣さんはどのようにお考えでしょうか?
ご教示頂ければ幸いです。

※因みに社内メールに関しては多用しています。
(読者 S.Fさん)
——————————————————————

「以上」には、文書や目録などの末尾に記して
「終わり」表す意味あいがあります。

メールで「以上」を使うのも
「用件はここまで」というのを明確にし、
確認する意味が込められていると思われます。

おそらく、社内メールで使われるのが主流だったものが
次第に対外的なメールでも使われるようになったのではないか
と推察します。

ただ、ビジネスメールで社外の相手に対して
文末が「以上」だけで終わってしまうのは
少々、そっけいない気がします。

相手とのやり取りの頻度や親密度にもよりますが
対外的なメールの文末を「以上」だけで終わらせるのは
抵抗があるので、私は言葉を添えるようにしています。

例えば、用件を書いたあと

「○○については以上です。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。」

という感じです。

「以上」で確認した用件について、相手にどうしてほしいのか
(確認とか対応)を述べて文章を結ぶようにすると
丁寧な印象を与えるのではないでしょうか。

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夏休み、お子さんと一緒にご覧いただきたい映画です。

「The A-bomb ヒロシマで何が起こったか」

原爆について詳しく知らないかた、関心を持ち始めたかたたちに
「原爆とは何か」をわかりやすく説明する
入門編的な教育映画です。

上記のWebサイト上で動画がご覧になれます。

 

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