今週は、敬語表現の適切な使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 謙譲語と尊敬語の混同 >
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その「謙譲語」大丈夫?
よくある敬語の間違いに
謙譲語を相手の行為に付けているケースがあります。
例えば…
「昼食はいただかれましたか?」
「新商品のカタログです。どうぞ、拝見してください」
「いただく」も
「拝見する」も
相手に対してへりくだるときに使う「謙譲語」です。
上記の例文のように、
本来「尊敬語」を使うべきところに「謙譲語」を使っているケース
が意外と多く見受けられます。
上記の例文を「尊敬語」に直してみましょう。
「昼食は召し上がりましたか?」
「新商品のカタログです。どうぞ、ご覧ください」
「ご覧ください」は「ご覧になってください」としてもよいでしょう。
「敬語を使わなければ!」という意識は強くあるのに
このように「謙譲語」と「尊敬語」を取り違えて使ってしまうと
相手への敬意がうまく伝わりません。
今週は
事例を取り上げながら、「謙譲語」と「尊敬語」の取り違い
について考えていきましょう。