今週は、うっかり見落としがちな言葉づかいについてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法   < 気をつけたい言葉づかい(3)
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                                                     ご苦労さま、お疲れさま

▼ 上下関係なく使えるのは…
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仕事やイベントを終え、関係者がお互いに労をねぎらう時にかけ合う言葉に
「ご苦労さま」「お疲れさま」があります。

「ご苦労さまです」は目上の人が目下の人にかける言葉。上下関係に関わらず
使えるのが「お疲れさまです」。

よく「お疲れ」だけで済ます人がいますが、メールに書くなら「お疲れさまで
す」「お疲れさまでした」と、最後まで言葉を続けたいですね。

このほかにも、お礼を言うときは「どうも」より「どうもありがとうございま
す」。「お先に」よりは「お先に失礼します」と途中で省略せず、最後まで書
くほうが書き言葉も話し言葉も感じが良いです。

▼ 目を見て話すようにメールでも
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最近、焼肉屋、ラーメン屋、定食屋など、若いスタッフが元気よく「いらっしゃ
いませ」「喜んで」「ありがとうございます」と接客するお店が増えました。

でも、これもマニュアル言葉化していて、威勢はいいけど客の目を見て言葉を
かけている人ってとっても少ないです。

メールでは声も聞こえないし、顔も見えないぶん、言葉の使い方が気持ちを表
します。ビジネスメールでは特に気をつけたいですね。

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メール作法の素朴な疑問について、今日は最終回です。

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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法  < メール作法 素朴な疑問(3)
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<読者の質問>——————————————————-

かつてやらかした失敗ですが、お疲れさまと同意義で「ご苦労さま」を使って
しまい、それは使うべきではないと教えてもらいました。
上記のように使うべきでない言葉や使うと非常識な言葉やフレーズなどがあっ
たら教えてください。              (読者:Mさん)
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「ご苦労さま」は目上の人が目下の人の労をねぎらう時に使う言葉。目上の人
に対しては「お疲れさまでした」が一般的です(最近では、解釈も変わってき
ているようですが)。

質問の回答とは少しずれるかもしれませんが、ビジネスメールにおいて“使う
べきでない”言葉というより“使ったほうが良い”言葉や書き方を幾つか挙げ
てみますね。

▼ 心づかいを伝えるちょっとしたひとこと
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●「ありがとうございます」
仕事の依頼があったとき、相手から返信があったときには、感謝の気持ちをま
ず伝えましょう。

●「承りました」「確認しました」
客先からのメールには返信を。ささいなことですが、読んだ旨を相手に伝える
ことは大切です。

●「お手数をおかけします」「ご多用のところ恐れ入ります」
質問へ回答や頼み事をするときなど、相手に時間を割いてもらう用件には、配
慮のひとことを。

そのほか、メールの書き出しには相手の名前を書き、自分の名も名乗ると、万
一、送り先を間違えた時でも、すぐに相手に間違いメールだと分かります。宛
名は「○○様」、役職のある相手に対しては「△○課長 ○○様」と書くとよ
いでしょう。

 

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