今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(5)>
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「役不足」の書き換え
<読者からの質問>————————————————
会議・会合の準備をするにあたって、単なる上司の手伝いをすればいい
という対応では秘書として役不足です。
この一文で「役不足」という言葉の意味を取り違えて使っていました。
「役不足」の代りにどのような言葉を使って訂正すればよいでしょうか。
読者 F.Y 様
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「役不足」とは、能力に対して役目が軽すぎることを意味します。
しかし、「荷が重い、能力が足りない」と意味を取り違えて使いやすい
言葉でもあります。本人は謙遜のつもりで「私には役不足です」と書い
ても、相手には不遜と受け止められてしまうことも…。
一般的に「役不足」は「力不足」と書き換えることが多いようです。
上記の一文にある「役不足」を書き換えるとしたら…そのまま言葉を
置き換えてもいいのですが、下記のような書き換え方もできます。
会議・会合の準備をするにあたって、単なる上司の手伝いをすれば
いいという対応では秘書として十分とはいえません。
会議・会合の準備をするにあたって、単なる上司の手伝いをすれば
いいという対応では秘書として不十分です。
「だめです」「いただけません」という強い打ち消しの表現ではなく、
やんわりいさめつつ改善策につなげられる表現になると思います。
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