今週は、うっかり間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉(5)>
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そのほかいろいろ
今週は、うっかり間違いやすい慣用表現を紹介してきました。
漢字を間違いやすい慣用表現には、下記があります。
×「夕べ、連絡がありました」
○「昨夜、連絡がありました」
→「夕べ」は夕方の意。昨日の夜という意味で使う場合は
「昨夜」か「ゆうべ」を使用。
×「三味一体」
○「三位一体」
→「さんみいったい」の「み」は「味」ではなく「位」。
意味を取り違えやすい慣用表現をピックアップしました。
×「自分のことは棚上げして、人を注意するなんて」
○「自分のことは棚に上げて、人を注意するなんて」
→「棚上げ」とは、処理を引きのばすこと。例)提案を棚上げする
×「昨日は、後ろ髪を引かれる思いで会場に残りました」
○「昨日は、後ろ髪を引かれる思いで会場を去りました」
→「後ろ髪を引かれる思い」はその場を去る人の心境であって、
残る人の心境ではありません。
×「契約のきっかけとなった発言」
○「契約の伏線となった発言」
→伏線とは、物事がうまく運ぶように、あらかじめ用意しておくこと。
図らずして結果を得た場合は「伏線」ではありません。
思い込みや間違った解釈のまま覚えている慣用表現は
意外とあるもの。折に触れ、辞書や用語辞典で調べてみましょう。
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