<読者からのお便り>
先週、掲載したVOL.1469「募金する」
に関連して、お便りをいただいたので紹介します。
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「募金する」と同様に私が気になっているのは「来店する」です。
店側の人ではなく、店に訪れる自分の行為をいうときにこの言葉を使う人が
最近多くなっていると感じています。
「(自分が)×月×日に来店したとき、~」
「また来店したいと思います!」など。
類似表現では「来院する」もよく目にします。
「来店」「来院」は行為の起点と方向(いわばベクトル)を伴いますから、
終点側にいる人に使われると非常に違和感があるのですが、
「来〇」はかなり広まっている印象です。
私が慣れるしかないのか・・・
(読者 Mさん)
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自分の行為に「来店する」「来院する」を使うのは、私も違和感を覚えます。
「来店」の意味は、人が店に来ること。
店側の人が客に対して「ご来店いただき、ありがとうございます」
「明日、ご来院ください」のように使います。
自分の行為として、店に行くことを伝えるのであれば
「(自分が)×月×日に店を訪ねた(訪れた)とき、~」
「また利用したい(伺いたい、行きたい)と思います!」
という書き方の方が適切ではないでしょうか。
Mさんのお便りにある「行為の起点と方向(いわばベクトル)」がとても大事
で、これを意識するか否かが、「来店」の使い方の分かれ目になっている気
がします。
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