
今日は、火曜に配信した「メールの敬語」の続きです。
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読 者 か ら の 質 問 NEW < 「申し付かる」再び >
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10月27日に配信した
秘書のかたからの指摘 <「申し付かる」再び > VOL.3658
の続きとして、
「申し付かる」についてご指摘いただいたE.Tさんに私から
後学のために
E.Tさんは通常、どのような場面や状況で
「申し付かる」を使っていらっしゃるのか
その用法を教えていただけないでしょうか。
とお願いしたところ
「申し付かる」の用例を複数挙げてくださいました。
早速、ご紹介します。
「申し付かる」の用例 --------------------------------------
以下、仮名を使用して内容をお伝えいたします。
山下は秘書の上司
お客様は上野といたします。
◎1(予定の調整のときメールで)
弊社山下より メールにて上野様のご予定を伺うよう
申し付かりました。
山下が、上野様にお会いしたいと申しておりまして、
以下の日程にて貴社に伺い、1時間ほど面談のお時間を
頂戴したく存じます。
(日にち・・・)
お忙しいところ恐縮ですが、
ご検討いただきますと幸甚でございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
◎2(メールで送る際)
山下より申し付かり、添付資料を送らせていただきます。
ご査収の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
◎3(お電話にて直接確認があった場合)
来月の会議には参加可能であると山下より申し付かりました。
◎4(受付お客様や席でほかの役員等の対応で)
こちらの書類をお渡しするように
山下より申し付かっております。
など、上記4点をあげさせていただきました。
実際、私も取引先の役員の方とのご連絡で
よく使用させていただいております。
常套句のように使用しております。
もちろん、神垣さんが表現しております
「申し付けにより」という表現も致しております。
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上記がE.Tさんからのメールの内容です。
現役の秘書の方が使っている用例だけに
丁寧で説得力がありますね。
今回は、私自身がとても勉強になりました。
「申し付かる」について
使ってよいかどうか迷ったり
用例が分からなかったりしていたかたは
ぜひ、今回の記事を参考になさってください。
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