
似た言葉の意味や使い方の違いについて
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間 違 え や す い 言 葉 < 使い分けてる? >
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◎「所以」と「由縁」
「所以」と「由縁」。
どちらも「ゆえん」と読みますが、意味は少し異なります。
「所以」は、いわれ、理由という意味。
漢文の「ゆえになり」が「ゆえんなり」と変化し、生じた言葉だとか。
例)仏壇に供え物をする所以とは
彼が天才と言われる所以
「由縁」は、由来、ゆかりのこと。
例)地名の由縁
会社とは何の由縁もない人物
新聞の統一表記では
所以は「ゆえん」と平仮名書きとし、
「由縁」は漢字書きで区別しています。
使い分け方としては
「と言われるゆえん」「と評されるゆえん」
のように「ゆえん」は動詞の後に使い、
「~するゆえん」として理由を述べることが多いです。
対して「由縁」は
「~の由縁」「~との由縁」「~由縁の~」
と名詞に付いて由来を述べるようなときに使われます。
ちなみに、同じ「ゆえん」の読みで
「油煙」とも書きますが、
これは油が燃えるときに出る、細かく黒い粉のこと。
「ゆえん」や「由縁」とは別物なので
間違えて使うことはなさそうですね。

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