今日は、読者のかたからの質問にお答えします。
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読 者 か ら の 質 問             役職名の後の「様」
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今週の月曜日、8月17日に配信した
メールの書き出し(2)社内編 目上の人へのメール
http://www.kamigaki.jp/blog/2006/03/07/vol-294/
に対して、読者の方から下記の質問がありましたので、回答します。

<読者からの質問>—————————————————-

今回は、社内では、○○課長の後には、様はいらないとの内容でしたが、
昔、メールをある他の部署の上位の役職の方に送った時に、
その方から同じことを教えていただき、そのことを懐かしく思い出しました。

社内で目上の方からメールをいただく際、
役職名の後に、様をつけてこられる方もいるのですが、
省略することができるだけて付けても構わないのか
教えていただければありがたいです。
ちょっとモヤモヤしています。
(読者 T.Hさん)
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部長、課長などの役職名そのものが敬称です。
したがって、「部長様」とするのは「敬称+敬称」となり、
敬称を重ねることになります。

社内宛て、社外宛てに限らず
役職の付く相手へのメールの宛て名は
「名前+役職名」   例)山田課長
または
「役職名+名前+様」 例)総務課長 山田様
とします。

「様」が敬称なので
役職名を付けずに、課長の山田さんに「山田様」という宛名で
メールを送信しても失礼にはなりません。

メールの宛て名に役職名を付けるかどうかは、
相手との関係、メール送信の頻度によるのではないでしょうか。

私は、ファーストコンタクトの場合は
株式会社ABC社長 高橋様
と「社名+役職名+名前+様」で送信することが多いです。

もし、自分が社内の人間ならば「高橋社長」と「名前+役職名」で
抵抗なく書けるのですが、社外の人間としてメールする場合は
「名前+様」の方が、その後のメールのやりとりもしやすいからです。

ただ、懇意な相手、何度もやりとりしている役付きの相手であれば
「名前+役職名」を使っています。

役職名を付けるか否かの使い分けは、
各自の感覚や会社の慣例によるところもあるので、
一概にどの書き方が正しいとは言えないのですが
私は上記を基準に使い分けています。

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