今週は「国語に関する世論調査」の結果について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる言葉(5)>
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「口先三寸」?「一つ返事」?
今週は
文化庁の2011年度「国語に関する世論調査」の結果をもとに
言葉の使い方をおさらいしてきました。
2つの言い方のどちらを使うか、5つの例を挙げ
どちらの言い方を使うか を調査した結果を最後に取り上げます。
「本心でない上辺だけの巧みな言葉」
○ 舌先三寸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23.3%
× 口先三寸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56.7%
「快く承諾すること」
○ 二つ返事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42.9%
× 一つ返事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46.4%
上記2つの言葉は
本来の言い方とされるものではない意味で
捉えていたという回答が多かったものです。
「何かを食べたくなる、転じて、あることをしてみようという気になる」
○ 食指が動く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38.1%
× 食指をそそられる・・・・・・・・・・・・・・・・・・31.4%
「ひっきりなしに続くさま」
○ のべつまくなし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42.8%
× のべつくまなし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32.1%
「世間の人々の議論を引き起こすこと」
○ 物議を醸す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58.0%
× 物議を呼ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21.7%
最後から2番目の「のべつまくなし」は
過去、当メールマガジンでも取り上げています。
思い込みや、あいまいなまま捉えている言葉はあるものです。
「国語に関する世論調査」の結果を通じて、本来の言葉の使い方を見直し
自分の語彙力を確かめてみることも必要ではないでしょうか。
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