先週、とりあげたテーマの続編です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  <「お疲れさまです」を考える(3)>
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                          使い分けるには

 「お疲れさまです」を使うのは労をねぎらう時ばかりではありません。
 挨拶代わりに「お疲れさまです」と声をかけ合ったり、メールに書くこと
 も多くあります。

 そのような場合は、目上の人に対して「お疲れさまです」を使うこともあ
 るでしょう。

 ▼ 目上の人との距離感で使い分け
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 では、どのように使い分けるとよいのでしょうか。
 先週、読者のかたからいただいたメールに興味深い内容がありましたので、
 ご紹介します。

 > 目上の人へは「お疲れさまです」は使わない、というのもひとつの方法
 > かもしれませんが、同じ職場の人ならば使ってみてもいいのではないか
 > と思います。
 >
 > 日頃の仕事ぶりを知らないかた(内輪の目上の人)に対しては「お疲れ
 > さまです」は使わないほうが無難でしょう。
 > 発言(直前)の時期がその人が不調のときに当たっているかもしれませ
 > んし、体力をセーブして仕事をしたところを“目下の人”に評価された
 > と感じられたときには、
 > 「この発言者にはコンペテンシーの低い自分しか見せられていない」
 > と受け止められてしまうこともあるかもしれず、発言者の趣旨が
 > 「ねぎらい」や「あいさつ」だった場合にはそれが伝わらないことに
 > なります。                  (読者 S.K さん)

 なるほど、上司にしろ客先にしろ、目上の人でも頻繁に顔を合わせる相手
 と、たまにしか顔を合わせることのない相手があります。

 同じ職場で「お疲れさまです」が挨拶代わりになっていれば、言わない方
 が不自然な場合もあるでしょう。

 上記のように「目上の人との距離感で使い分ける」というのは参考になり
 ます。

 「お疲れさまです」の使い方は、その職場によって慣習化している場合も
 あると思います。ですから、このメルマガでどれが正しく、どれが間違っ
 ているかを判定するつもりはありません。

 ただ、知って使い分けるのと、周りがそうだからと何となく使うのとでは、
 言葉の使い方が違ってくるように感じ、今回、テーマとして取り上げまし
 た。同じように疑問に思っているかたの参考になればうれしいです。

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