今週は、感じのよいビジネスメールへの書き換え指南です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 書き換える技術 >
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親しみのわく文章
下記はあるグループのお知らせメールです。
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(中略)
今月は、市の○○福祉月間事業もあり、
私たちのグループも関わらせていただきます。
気軽に参加して、ちょっとためになる楽しい企画を考えていますので
良かったら、遊びにおいでくださいね。
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謙遜する気持ちから使われることの多い「~(さ)せていただきます」。
しかし、書き言葉になると、意志表明のような強い調子の文章になり
がちです。
文の前半はかたい表現で、後半は話し口調になっているのも気になります。
読みやすく書き換えてみましょう。
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(中略)
今月は、市の○○福祉月間事業があり、
私たちのグループもイベント企画のお手伝いで参加します。
みなさんが気軽に参加できて、
ちょっとためになる楽しい企画を考えていますので
ぜひ、遊びに来てくださいね。
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最初の文では「私たちのグループ」がどんなことに「関わる」のか分か
らなかったかったので、書き換え後の文では「イベント企画のお手伝い」
という一文を付け加え、具体的に表現してみました。
「~せていただきます」も「参加します」と書き換えましたが、違和感は
ないと思います。
二つめの文に「みなさんが」と対象を書き添えることで、一文がまとまり
呼びかける感じの文章になったのではないでしょうか。
誰に何を伝えたいのか、目的に合わせ、易しい表現、呼びかける調子の文
章を意識すると親しみのわく一文になります。