「ご覧になっていただく」は二重敬語ではなく
敬語連結であると知り、その違いについて
下記にまとめました。

▼二重敬語
1つの語について、同じ種類の敬語を
二重に使ったもので
敬語の使い方としては不適切とされます。

例)ご覧になられる
「見る」の尊敬語「ご覧になる」
+尊敬語「~れる」
→「ご覧になる」が適切

お読みになられる
「読む」の尊敬語「お読みになる」
+尊敬語「~れる」
→「お読みになる」が適切

▼敬語連結
2語以上をそれぞれ敬語にし、
接続助詞「て」でつなげたもの。
二重敬語とは異なり、
敬語の使い方として許容されるものです。

・ご覧になっていただく(=見てもらう)
尊敬語「ご覧になる」+接続助詞「て」
+謙譲語「いただく」

・お読みになっていただく(=読んでもらう)
尊敬語「お読みになる」+接続助詞「て」
+謙譲語「いただく」の連結

「ご覧になっていただく」も
「お読みになっていただく」も
連結された尊敬語と謙譲語が立てる相手は
一致するので、許容されます。

▼参考
文化庁「敬語の指針」(文化審議会答申)
30ページ (3) 「敬語連結」とその適否
【許容される敬語連結の例】

また、
敬語の使い方として適切でないとされる
二重敬語の中にも
慣用として使われるうちに、
定着していったものがあります。

尊敬語: お召し上がりになる、
お見えになる

謙譲語: お伺いする、お伺いいたす、
お伺い申し上げる

敬語は知れば知るほど、こんがらかってきて
とっさに話し言葉で使った敬語が
二重敬語だったということがあります。

ただ、メールなどの書き言葉の場合は
書いた後読み返し、間違いを確認できるので
適切な敬語になっているか、
その時々で注意を払い、確認してみましょう。

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