今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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敬語の使い方
<読者からの質問>————————————————
これまで、敬語の使い方を何回か紹介されていますが、
日本経済新聞が発行している日経インテレッセ10月号(No.138)を
ご存知でしょうか?
ここで、「あなたの敬語大丈夫ですか?」(監修:国語学者 萩野貞樹氏)
という特集があり、特に「いただく」の使い方について、
自分の理解が正しくなかったという結果が出て、
もう、何がなんだか分からない状態です。
例:
01:
A さきほど、お電話いただいたとのことですが。 ×
B さきほど、お電話くださったとのことですが。 ○
02:
A ファックスを送りましたので、ご覧いただけますか? ×
B ファックスを送りましたので、ご覧くださいませんか? ○
03:
A 少々、お待ちいただけますか? ×
B 少々、お待ちくださいませんか? ○
04:
A 料金着払いでお送りいただきますようお願いします。 ×
B 料金着払いでお送りくださいますようお願いします。 ○
読者 T.H 様
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日経インテレッセの特集は読んではいないのですが、
「いただく」と「くださる」は判断に迷いますよね。
文化庁の「敬語の指針」40ページに
「いただく」と「くださる」の使い方の問題が取り上げられています
(第2 敬語の適切な選び方 5「いただく」と「くださる」の使い方の問題)
「敬語の指針」によれば
「ご利用いただく」は謙譲語I
「ご利用くださる」は尊敬語
と区別しているようですが、結局はどちらを使っても良いとあります。
上記の例はいずれも「尊敬語」として相手を立てる言い方である
「くださる」が正しいとしているようですね。
これも一理あると思いますが、私自身は文化庁の「敬語の指針」の解釈を
基準にしています。
敬語の使い方については細かく見ていくときりがありませんが、まずは、
自分自身で理解・納得でき、相手に対して失礼にならない表現であれば
よし、としてもよいのではないでしょうか。
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