今週は、敬語のうっかりミスについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 敬語注意報(5)>
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「了解しました」
今週は、敬語の使い方でよくあるミスを取り上げてきました。
●「打ち合わせの件、了解しました」
上記の一文では、「了解しました」に注意です。
これも「なぜ?」と思うかもしれません。
メールでも口頭でも広く使われている言葉だからです。
「分かりました」「理解しました」という意味で
「了解しました」が使われますが、使う相手に注意が必要です。
「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して“承認”すること。
認めるという意味合いが含まれる言葉なので
本来は、上司が部下に了承の意を伝えるときに適した表現です。
上司が部下に「了解です」「了解しました」と使うのは問題ありませんが
部下が上司に対して使うなら「承知しました」「承りました」が適切です。
したがって
上記の文例も、目上の相手に返すのであれば
◎「打ち合わせの件、承知しました」
の方が適切です。
「了解しました」「了解いたしました」は
丁寧語ではあっても、尊敬語ではないということです。
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