今週は、省いてよい表現、悪い表現についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の省略(2)>
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助詞が抜けると…
メルマガの相互紹介依頼のメールにあった一文です。
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当方、3000人の読者を集めることが目標です。
基本は相互紹介かと考え相互紹介にあがった次第です。
貴誌のご意見おうかがいたくメールしました。
下記に私の紹介文を掲載します。
是非、相互紹介お願いいたします。
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上記の依頼文で気になったのが
「相互紹介にあがった次第」
「ご意見おうかがいたく」
「相互紹介お願いいたします」
です。
言葉の省略というより、ところどころ言葉が抜けていて、文章として収ま
りが悪いのです。口語の感覚で文章を書くと、助詞が抜けたこのような文
章になりがちです。
「相互紹介のお願いにあがった次第」
「ご意見をうかがいたく」
「相互紹介をお願いいたします」
「を」という一文字が入るだけで、文章が丁寧できちんとした印象に
変わります。
メールは話すように書くほうが感情が伝わりますが、初めての相手に依頼
のメールを送るような場合は、くだけた文章で親しみ感を出すより、礼儀
をわきまえた文章のほうが適切。
話し言葉と書き言葉の違いを意識して用途に合った使い方をしたいですね。
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