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今週は、過剰に使いすぎている敬語について取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 過度の敬語(5)>
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感謝や依頼する際の注意
「本日はこのような機会をお与えいただきまして、ありがとうございます」
上記の文は、あながち間違いでもないのですが
そこまでへりくだる必要があるのか? と思う一文でもあります。
謙譲の「お~いただく」を使ったのが「お与えいただく」ですが
同じ謙譲語でも「与えていただき」を使い
「本日はこのような機会を与えていただき、ありがとうございます」
とします。
または、「機会を与えてくれた」相手に対する尊敬語として、
「~してくださり」を使い
「本日はこのような機会を与えてくださり、ありがとうございます」に。
相手にお願いして何かしてもらう場合は「~くださいますよう」。
例えば、すぐに書類を送ってほしい場合は
「○○の書類を至急、ご送付くださいますようお願いいたします」
とします。
尊敬語は数多く使うほど、丁寧になるのではなく
却って慇懃無礼な印象を与えることも多くあります。
敬語表現は一文にひとつ、使われていれば
事足りることが多いです。
一文にいくつも敬語表現を使っていないか
もっと簡潔に、すっきり表現できないか
と気に留めておきましょう。
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