今週は、 間違いやすいメールの敬語についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語レッスン >
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「お戻りになられる」
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山田部長が出張からお戻りになられるのは、いつでしょうか?
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相手が出張先から戻る日を尋ねる際
「お戻りになられる」
を使っていませんか?
一見、敬語らしく見えますが
敬語が重ねて使われている
二重敬語です。
「戻る」の尊敬語は「お戻りになる」でよく、
さらに尊敬の「~られる」を付け加える必要はありません。
したがって上記の文例を正しく書き換えると……
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山田部長が出張からお戻りになるのは、いつでしょうか?
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です。
似たような二重敬語の間違いの例として、次のようなケースがあります。
× 広島へお越しになられたことはありますか?
↓
○ 広島へお越しになったことはありますか?
× 十分お休みになられましたか?
↓
○ 十分お休みになりましたか?
× 明日、社長がお見えになられます。
↓
○ 明日、社長がお見えになります。
二重敬語についてはこれまで何度も紹介していますが
うっかり間違えて使いやすいので
折に触れ取り上げています。
今週はこのように
間違いやすいメールの敬語について
紹介していきます。
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