今週は、うっかり見落としがちな言葉づかいについてです。◆────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法  < 気をつけたい言葉づかい
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                       敬称の使い方

▼ 基本は「様」
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敬称には、「様」「殿」「先生」「氏」などがありますが、ビジネスメールで
は「様」が一般的です。公的な手紙も「様」は失礼にあたりません。

「先生」は教職の人に使う敬称。「先生」自体が敬称ですので、くれぐれも
「先生様」と重ねて使わないように気をつけましょう。○○局長、△△教授な
ど、官名や職名を氏名の下につけて敬称として用います。

▼ 担当者名が分かれば「御中」は不要
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「御中」の使い分け、できていますか?

御中は、担当者名が分からない場合や、はっきりしない場合に、官庁、会社、
団体宛てに送る時に使います。ですから、宛先の個人名が分かっている場合は
不要です。
株式会社○○○ 御中
○○会社○○部 御中

担当者の個人名が分かっている場合は
○○会社△△部 山本太郎様

といった具合です。

ハガキ・手紙の宛名で使う場合の注意点もご紹介しておきましょう。
応募などの宛先が「○○係」とある場合も御中を忘れずに。「係」のみで送る
のは「御中知らず」と言ってNGです。

封書やハガキの宛名に「行」「宛」とある場合は、それを二重線で消して「御
中」や「様」と書き、送付します。その時の「御中」「様」の位置は、二重線
を引いた「行」「宛」の下に続けるのではなく、縦書きの場合は消した字の左、
横書きの場合は消した字の下に書くとされます。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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上記の記事がまぐまぐニュースに紹介されました。

「行」や「宛」を二重線で消して「御中」どの位置に書けばいい?

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今週は、ちょっと短めの Short Version 。メール作法を離れて
「【しごび】流メルマガ作法~これが私の生きる道」をお送りします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  <【しごび】流メルマガ作法(3)
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楽しいことだけ一番絞り

自分の媒体だから、結局、好きなことしかやりません。

「おすすめメルマガ」で紹介するメルマガも好みが優先しているし、自分
や知ってる仲間に関連する情報しか告知しません。特にイベント関係は地
元広島の情報しか原則紹介しないのは、自分が行けもしないセミナーの告
知はできないから。

私が知っている人の数、関わる人・モノ・コトの数なんてたかが知れてる。
でも、そんな些細な情報にスポットを当てることができるのも個人の媒体
だからと思っています。

メルマガ自体は「ビジネスに使えるメール作法」についてですが、失敗を
含む私流のやり方に過ぎず、「これがルールブック」という気持ちはまっ
たくありません。

だから、アドレスも beppin@kamigaki.jp なんてふざけたアドレス。創刊
当初はまだ【しごび】という略称を思いつかずにいたので、仕事美人→美
人→べっぴん、という連想からつけました。

キムタク、クドカンと有名人が略して呼ばれるようにメルマガタイトルも
呼びやすく短くできないかなと思って考えたのが【しごび】。最近、【し
ごび】=神垣と連想してもらえるようになったのはうれしい限りです。

メルマガ本文を硬くまじめにキメたいから、その分、「はじめに」と「あ
とがき」はくだけた私を全面展開。欄外の【仁義なき広島弁普及促進講座】
も偶然の産物ですが、今ではすっかり【しごび】のキラーコンテンツにな
りました。

カテゴリはビジネスでも、書いている私にとっては小さな小さなエンター
テイメント。負担や義務を感じていたら、きっと続けてはいけないでしょ
う。やっぱり、自分が面白がってあれこれ工夫を重ねていけるのが一番で
す。

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今週は、お盆でもありますし、ちょっと短めの Short Version 。
「【しごび】流メルマガ作法~これが私の生きる道」をお送りします。

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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 【しごび】流メルマガ作法 >
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プロか、アマか

【仕事美人のメール作法】創刊にあたり、「プロなのにタダで文章垂れ流
すようなことしていいの?」と言われました。ごもっともです。

文字で稼ぐライター稼業、「わざわざ無料で毎日書くってなんのため?」
「自分への挑戦がタダで書くことだなんてバカげている」とも。正論です。

正直、そんな深刻に考えてませんでした。メルマガ始めた理由は、プロと
かアマとか考える以前に、自分で出してみたかった、ただ、それだけ。

ライター神垣、というより、一個人神垣のつもりでいたから、創刊にあた
り、仲間の多くが「プロのライターが出すメルマガ」と紹介してくれたこ
とに、少々戸惑ったのも事実です。

ただ、出すなら、途中で止めたり休んだりしたくない、たとえ期限付きで
も平日日刊のペースは継続すること。人が読んで絶えうる文章にすること
は、自分で決めたルールです。誤字脱字もあると、あとで自分が気持ち悪
い。これはもはや職業習慣。なくて当たり前、書けて当たり前。

実は売りたい商材があり、そこへの呼び水にしたかったこのメルマガ。で
も、それと同じくらい「続けて書く」ってことも自分に課したかったこと
でした。仕事にも瞬発力って確かにあって、間があくと勘や動きが鈍るも
の。そうならない訓練としても、ちょうどよかったんですメルマガって。

自分で書いて、自分で落とし前をつける。それでいいと思ってます。

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今週は、添付メールを送信する際の留意点についてです。

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メ ー ル 作 法                     < 添付ファイルの送り方(5)
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         添付ファイルの送り方についてのまとめです。

▼ 送る前に見直す習慣をつける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今週は、添付メールを送信する際の留意点についてお話してきました。
今日までのおさらいをしてみましょう。

・複数の添付メールが集中する送り先への配慮
整理に手間取らないファイル名、件名、送信者名を工夫。
ウイルスに間違われないような配慮も。

・ひと目でわかるファイル名に
Win・Mac間は半角英数字のファイル名、
複数のファイルには通し番号を。

・送信前にまず確認!
プレビューしてみる。相手の通信環境の確認。
ファイルのサイズの目安は1MB 未満。ファイルの添付し忘れに要注意。

▼ 双方の通信環境を知り、対策を!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今回挙げたポイントは、すべて私が失敗してきたことです。画像を送ると
きも縮小の仕方がわからず、とんでもなく大きなサイズで送って顰蹙を買
いました。

一番大事なのは、送信前に相手の通信環境を確認すること。初めての相手
ほど、ココをきっちり詰めておけば、後々のトラブルを未然に防げます。

こちらが送るアプリケーションファイルに対応するアプリケーションがあ
るか? ファイルサイズの限界は? ファイル圧縮形式など、双方で刷り
合わせを。

以前、やりとりのあったデザイナーはWordやExcelは敢えてPCに入れてい
ませんでした。会社によってはメールボックスの容量制限があり、大きな
サイズのファイルが送れないところも…。印刷会社への入稿もメールで、
ということが増えました。

大事なデータがはじかれたり、文字化けしないように、送る側、受け取る
側で環境を確認し、条件を整備しておきましょう。トライアルや投稿の場
合も、所定の指示に忠実に、見落としがないようにしましょう。

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今週は、添付メールを送信する際の留意点についてです。

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メ ー ル 作 法                      < 添付ファイルの送り方(4)
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                                                                                送信前にまず確認

▼ 送る前に見直す習慣をつける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
よくあるのが、肝心のファイルを添付し忘れて送信されてくるメール。

メールに用件を書いているうちに、いざ、送信する時に添付し忘れてしま
うんですね。先にファイルを添付してから要件を書くようにしたり、ファ
イルの添付し忘れを警告する機能付きのメーラーや専用ソフトを利用する
のも一つです。

添付ファイルに限らず、メールを送信する前に今一度確認する習慣をつけ
たいですね。

メールの件名、本文、署名、添付ファイルの中身、ファイル名、いずれも
送信前に見直してみましょう。ファイル名以前に、相手の名前を間違えて
いるケースもよく見かけます。

複数のファイルを扱っている場合、他のファイルと混同して別のファイル
を送ってしまうミスにつながりかねません(実は経験者です、私)。それ
ゆえ、ファイル名にも通し番号をつけたり、違いのわかる表記を工夫する
必要があります。

自分が分からないようなファイル名は、送る相手には余計分かりません。

▼ ウイルスと間違われない工夫を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
添付メールはウイルスチェックをしてから送ることも大切ですが、送った
相手にウイルスメールと間違われないようにすることも重要。

送信者名がイニシャルやハンドルネーム、家族の名前になっているのであ
れば、本名や会社名に設定しておくほうがいいですね。良いかどうかは分
かりませんが、頻繁にやりとりしない相手に添付メールを送るときは、件
名に(添付あり)と表記することも私はあります。

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今週は、添付メールを送信する際の留意点についてです。

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メ ー ル 作 法                     < 添付ファイルの送り方(3)
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                                                                                  ファイルのサイズ

▼ 相手の通信環境をまず確認
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
添付ファイルのサイズ。

ブロードバンドの普及により、大きいサイズの画像もなんなく送信できる
ようになっていますが、ここでも自分の都合より、相手の都合を考えるこ
とが肝心。こちらがブロードバンドでも、相手の通信環境が同じとは限り
ません。

移動中や外出先でモバイルコンピューティングをしている相手には、特に
注意が必要。こちらが送信する添付ファイルが大きすぎると、相手は受信
に時間がかかるだけでなく、その間、他のメールも受信できません。

▼ モバイラーへの送信は要注意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実は私にも失敗談が…。

モバイルの客先に複数のPDFファイルを添付して送り、迷惑をかけてしま
ったことがあります。

社内報の原稿だったので、サイズに配慮して何通かに分けて送信したので
すが、相手からは一部のメールしか届いていないと連絡があり、慌てて再
度送信。

結局、私が送信した添付メールが重すぎたせいで相手のメールボックスに
滞留しており、再度重い添付ファイルを送信したために、相手のメールボ
ックスはパンパンに。モバイルゆえ、他のメールの受信・送信もストップ
してしまったのです。

一般的な添付ファイルのサイズの目安は1MB 未満。送信前に相手の通信環
境も今一度確認を。大きいサイズのファイルを送信する際は、分割したり、
FTPサービスを利用するのも一つです。

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