今週は、ビジネスメールンについての雑感です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < メール徒然(2)>
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企業に感じる対応の違い

昨日紹介したのは、主に個人とのやり取りですが
企業の場合も対応は様々です。

例えば、
取材先の企業が保有する広報用の画像を借りる場合も

「USBをお持ちでしたら、すぐ取り込んでお渡ししますよ」
「では、後ほど名刺のアドレスに画像をお送りしますね」
という企業もあれば

「CDに入れて、後で郵送します」
というところ

「ホームページから必要な画像を取ってもらえますか」
というところまであり、いろいろ。

さすがに、最後のケースは使えないので
なぜ、使えないのか、説明するところから始まり、
いざ、画像を借りようとしたら、
制作会社が持っていて、自社にはない
なんてことも……。

同じ会社でも
ある部門では、紙の資料をPDFにして添付でメール送信してもらったのに
別の部門では、現物を「当社まで取りに来てください」と言われて
対応の違いに戸惑ったこともあります。

自社サイトに明記されている
連絡用のメールアドレスにメール送信しても未達になってしまい、
原稿確認をファクスでやりとりしたケースも。

自社サイトを持ち、メールでやりとりする企業が大半ですが
対応の中身は、企業によって差があり
こちらが恐縮するほど進んでいるところもあれば、
一から説明して、分かってもらいながら進めていく場合もあり

一律の対応は望めないものだということを
日々実感しています。

会社間のやり取りで
こうした対応の差を感じたことはありませんか?

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今週は、ビジネスメールンについての雑感です。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法             < メール徒然
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メール送信の後で
先日、
複数の取材先に原稿確認を依頼する際
メールで確認用のPDFを送った後、
それぞれの携帯メールやメッセンジャーで
「今、メールでデータを送りました」と連絡する
という状況がありました。

相手の大半が外出していることの多い人達で
自分のウェブサイトに連絡用のメールアドレスを明記しているのですが
メールチェックの頻度が低い。

そうすると、ダイレクトに本人に連絡がつく
携帯メールやメッセンジャーの方が
確実なわけです。

だから、メール送信した後
送ったことを改めて伝えることになる。

ひと昔前に
メール送信した相手に、電話で
「今、メールを送りましたから」と
わざわざ電話していた時代があったことを思い出し、
少しおかしくなりました。

あなたの周りでもこういう現象
起きていませんか?

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【しごび】 の お す す め
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今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 固有名詞の間違い(5)
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読者の体験談

今週の「間違いやすい固有名詞」というテーマに寄せられた
読者の方の体験談、失敗談をご紹介します。

< 読者からのお便り-1>——————————————-

「渡邊」と「渡邉」と「渡辺」と「渡部」
は、書き方4種だけでなく、読み方も「わたなべ」「わたべ」
両方がありえますので、注意しています。

「さいとう」もそうですが、メールの返信で、送信者側の文字が小さく
「邊」と「邉」が読み取りにくい場合は、
送信者側の文字をコピーペーストして、間違いないよう心がけています。

(読者 T.Mさん)
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確かに、表記も読みも異なる姓なので
確認が必要ですね。

< 読者からのお便り-2>——————————————-

固有名詞の失敗談です。

仕事仲間に「舩津(ふなつ)」さんという方がいます。
最初に出会ってから約1カ月間は、彼へのメールで、
「船津さん」と書き続けていました。

本人は間違いを指摘してくれず、第三者が指摘してくれました。
私には「舩」を見ても、脳で勝手に「船」に変換していました。
「フネ」には「舟」と「船」の2種類しかないと思っていたので、
よい勉強になりました。
(読者 Y.Nさん)
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私も「舩倉(ふなくら)」さんという知り合いの名前を
ずっと「船倉」で連絡していて、本人からの年賀状で
字の間違いに気付いた経験があります。

「舩」という字は盲点ですね。
漢字変換でも「舟」「船」が候補に挙がるので
気がつきにくいと思います。

< 読者からのお便り-3>——————————————-

ラジオ番組で読者投稿を読んだ後
「○○市のトウカイリンさんから」とアナウンサーが紹介したところ、
抗議の電話がいっぱいかかってきたそうです。

「東に海に林はショウジと読むのだ。東海林太郎を知らんのか」
でも、読まれたはがきには氏名に振り仮名が打ってあり、
さらにはご丁寧に「ショウジではありません」とまで
書いてあったそうです。

こんなことでわざわざ電話する奴がおるんやなー、と思いました。
「思いました」というのは実はたまたまその放送を聞いていたから。
アナウンサー氏は「お叱りの電話を頂戴しましたが、
はがきにトウカイリンと読みますと書いてありましたので・・・」
と釈明(?)していました。

その後勤めた会社で「トウカイリンさん」という先輩にも巡り合いました。

(読者 O.Hさん)
——————————————————————
これは、元NHKのニュースキャスター
宮崎緑さんの本にも取りあげられているエピソードだとか。

私は毎週、週刊文春で東海林さだおさんの漫画を愛読していて、
「ショウジ」以外の読み方はないものと思っていましたが
「トウカイリン」と読む姓の方もいるということですね。
知りませんでした。

このように名前を含む固有名詞の表記や読みは
日本固有のものでもあり、
思い込みや曖昧な記憶のまま書かずに
その都度、確認していくしかないように思います。

パソコンの漢字変換をうのみにせず、
辞書登録したり、アドレス帳に保存したりして
間違いを防ぐ工夫の積み重ねも必要ですね。

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今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 固有名詞の間違い(4)
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間違いやすい地名

今週は、間違いやすい固有名詞と
間違えないための対策を取り上げています。

名前のほかに、地名も
入力の際に注意を要するものがあります。

例えば
島根県大田市。

「おおたし」で入力すると「太田市」で変換されますが、
太田市があるのは群馬県です。

島根県大田市は「おおだし」と読みます。

わたしはこの違いを知らず、
先日、大田市内の企業へ取材に向かうとき
地図検索で「おおたし」と入力していて
読みの間違いに気付きました。

岡山県井原市は
「いはらし」ではなく「いばらし」。

「いばらし」で入力すると「井原市」と変換されますが、
「いはらし」では「井原氏」「伊原氏」と人名として変換されます。

山口県下松市は
「しもまつし」ではなく「くだまつし」。
「しもまつ」で入力しても「下松」と変換されますが、
正しい読みは「くだまつ」です。

このように、
読みを間違えたまま入力すると
本来とは異なる文字で変換されたりするので
注意が必要です。

地名の読みが分からない場合は
共同通信社の「記者ハンドブック」
に「全国の市名・区名」の一覧が掲載されているので
確認してみましょう。

広島には「廿日市市」と書いて
「はつかいいちし」と読む市があります。

「廿日市」までが市の名前で、さらに「市」が付くのですが
入力する際に「市」が続くので、最後の「市」の入力を忘れがちです。

余談ですが、先日、
廿日市市にある「原」という地域の建物を取材したのですが、
「廿日市市原」と記事にすると
「原」ではなく「市原」と間違えるケースがあるので
「廿日市市 原」と「原」の前を半角空けて表記してほしい
と取材先から要望がありました。

しかし、編集部では
他の記事と表記を統一する必要があり、
最終的に「廿日市市原(はら)」と
「原」に読みを入れることになりました。

このように、
書く側が想定していない
読み方をされるケースもあるので

間違われずに読まれる表記の工夫も
時として必要です。

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                          間違いやすい姓

今週は、間違いやすい固有名詞と
間違えないための対策を取り上げています。

同じ読みでも表記が異なる姓があります。
当メールマガジンでも過去に取り上げたことのある例では

あべ:安部、安倍、安陪、阿部、阿倍
さいとう:斉藤、齊藤、斎藤、齋藤

があります。

齊藤は斉藤の旧字体、
齋藤は斎藤の旧字体ですが

新字体の「斉」と「斎」は似ていても
音読みも意味も異なります。

「斉」の音読みは「セイ」で、ととのえるという意味があり、
「斎」の音読みは「サイ」で、神仏を祭るときに心身を清める
といった意味があります。

パソコンで「さいとう」と入力すると
上記の4種が変換候補に挙がるので、
上記のような意味の違いを意識して区別を。

文字の間違いとしては
「萩」と「荻」も間違いやすいです。

「はぎ」が「萩」で
「おぎ」が「荻」。

萩原(はぎわら)と荻原(おぎわら)、
萩野(はぎの)と荻野(おぎの)を
混同しないように気をつけましょう。

プロテニスプレイヤーの錦織圭さんの姓は
「にしこり」と読みますが
同じ字で「にしきおり」「にしごり」「にしこおり」
という姓の人もいます。

このように読み方や書き方が複数ある姓は間違いやすいので
メール送信する場合も注意して確認しましょう。

本人の場合はメールの署名や名刺に
読みを添えておくと、違いを意識してもらいやすいです。

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今週は、人名、地名、社名などの誤字についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 固有名詞の間違い
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人名の勘違い

年度が変わり、新しい職場で
人との出会いも新たに増える時期です。

初めて会う人、初めて名刺交換する人、
初めてメールのやりとりをする人も
いることでしょう。

そんなとき、気を付けなければならないのが
人の名前の表記です。

最近、私がうっかり入力ミスをしそうになった人名に
「ひょうご」さんという姓の方の表記があります。

「兵後」という表記なのに
パソコンの漢字変換のまま
うっかり「兵庫」と入力してメール送信していないか、
後で気がつき、ひやりとしました。

また、
「篤子」と書かれた名前を見て
てっきり「あつこ」さんと思っていたら、
実際は「とくこ」さんだった
ということも。

人名はこのように、漢字の読みと表記が多様で
勘違いしたまま言ったり、書いたりすることがあるので
注意が必要です。

人名に限らず、地名や社名などの固有名詞は
それぞれに意味やこだわりがあり、
特別な読みや表記にしているケースが多くあります。

間違えたまま使わないうようにするため、
今週は事例を挙げながら対策を考えていくことにしましょう。

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【しごび】 か ら お 知 ら せ
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メールマガジンで取り上げた記事が
「まぐまぐニュース」で紹介されました。

▼【メール作法】相手の文を引用するのは失礼? 専門家に聞いてみた

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