今週は、うっかりではすまされないミスについて。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 新・メールのうっかり(2)
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批判メールが本人に

忘れもしない苦い思い出。

数年前、グループである会社のサイト制作やメルマガを請け負っていたこ
とがあります。

打ち合わせ用にメーリングリスト(ML)を活用していたのですが、
一つは客先の担当者とグループのメンバーのやりとり用、
もう一つはグループだけの内部打ち合わせ用
この二つのMLを開設し、使い分けていました。

ある日、メンバー宛てに送ったはずのメールを見誤って客先との打ち合わ
せ用のMLに送ってしまったことが発覚。送った当人は気づかず、メンバー
の一人から「ひょっとして…」と指摘があり、確認したらその通り!

そういうときに限って、客先に対する本音を吐露した内容だったので、
「これでもう仕事を断られる!」とメンバー一同真っ青に…。

結局、担当者が「却ってあなたたちの本音が聞けて良かった」と鷹揚に受
け止めてくださったおかげで、仕事は継続となりました。

このようなケーースは特殊かもしれませんが、この失敗で学んだのは
・送信前の宛先のアドレスの確認
・本人に知られては困るような内容のメールは送らない
この二点です。

メールは消えずに残るため、人の噂や批判めいたメールは書かないに越し
たことはありません。

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今週は、メールを使ったミーティングの可否について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < メールでミーティング(3)>
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そのデメリット

▼ メールでミーティングする弊害
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インターネットを介し、文字で進めるミーティング。昨日、書いたような
メリットばかりではありません。そのデメリットとしては…

・書くのが追いつかず、話したほうが早い場合がある
・時間を決めていないと間延びして立ち消えになることも
・議論が白熱すると収拾がつかなくなる

といったところでしょうか。

つい書き過ぎて長くなる傾向もありますね。私自身がそうだったのでよく
分かるのですが、書き手は何とか伝えようと必死で書くにもかかわらず、
読むほうは長過ぎてうんざりしてしまう…。

書き手のテンションが空回りしてしまうのです。メーリングリスト(以下、
ML)によく見られる傾向です。

▼ 表現には細心の注意を!
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MLに多いトラブルに、延々と続く議論があります。

掲示板やブログにも見られますが、メールや書き込みで言い合いが始まり、
最後は罵倒合戦になってしまうようなケース。

「書く」という作業が、怒りの感情を余計に煽ってしまうのでしょう。は
たから見ていると見苦しい限りですが、白熱している相手同士はおさまり
がつかないまま、延々と水掛け論が続いていく最悪の事態に…。

余計な揚げ足とりがトラブルの発端ということも多いので、特に複数のメ
ンバーでミーティングするような場合は節度をもって臨みたいものです。

自分は何の気なしに発言したことが、読む相手には不快に受け止められる
こともあります。メールのひと言は、対話のそれより冷たくキツク伝わる
もの。表現には細心の注意が必要です。
<追記>2012年2月8日
 個人的に仕事での対応に使いやすいのは、下記の順になります。

 1 メール:ストレスなくスピーディーに対応できる
 2 ビジネスチャット:スピーディーに対応できる
 3 メッセンジャー、LINE:長文になり、テンポが合わない

 3に関しては、iPhoneから入力すると、入力ミスや送信ミスが多くなるので
 パソコンから入力できるようにしていて
 メールの感覚で文章を入力してしまうため、
 文字量が多くなる傾向にあります。

 まとまりごとに改行して文章をまとめて送信するので、
 相手が細切れに文章を送ってくる場合は、テンポが合わないことが多くあります。

 ビジネスチャットの場合は、ある程度まとまった文章が書けるので
 用件のみに絞り込み、書き出しのあいさつなど、
 余計と思われる文は書かずに送信します。

 仕事の対応でメッセンジャーやLINEを使うのは苦手なのですが
 少なくともパソコンで入力すれば、早く正確に入力できるので
 長文になり、相手とテンポが合わせにくくてもやむを得ないと割り切っています。

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