今週は、適切な言い回しについて考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 不快にさせない言葉遣い(2)
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指示出し、ダメ出しのコツ

頼みごとやお願いごとがあるとき「~してください」と言いがちですが、
ややもすると命令的に受け止められがち。

書き言葉の場合はなおさらで、メールで指示を出したり、依頼するときに
これを使うと、とてもつっけんどんで冷たく感じられます。

▼ ダメ出しも依頼形で
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

これを和らげるのが「~していただけますか」「~をお願いできますか」
といった依頼形の言い換えです。

私はデザイナーと組んで仕事をすることが多いのですが、私が仕事を受け、
デザイナーに指示を出す場合でも、極力「~してください」は使いません。
仕事をする際に上下はなく、それぞれの立場で対等と思うからです。

例えば、修正指示を出す場合は
「背景の色を落としてください」ではなく
「背景の色を落としていただけますか」。

「レイアウトを変更してください」ではなく
「レイアウトの変更をお願いします」。

「~はダメです」も私の中では使用禁止用語。自分が言われると嫌な言葉
なので人にも使いません。

「~では目立たないので、文字の色を濃くしてもらえますか」と依頼の形
に言い換えます。

やりとりが頻繁な相手、長い付き合いの相手ほど、一緒に仕事するときは
言葉遣いに気を配ります。お互いが気持ちよく仕事したいからです。

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