今週は、同じ読みで表記が異なる言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉(4)>
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「あらげる・あららげる」
今週は、「どちらだっけ?」と使い方に迷いやすい言葉を取り上げています。
「声を荒らげる」の読みは「あらげる」? 「あららげる」?
「荒らげる」と書いて「あららげる」と読みます。
意味は、声や態度などを荒くすること。激しい語気の声を出すことを「声を荒
らげる」と言います。
送りがなを入れる場合、「荒げる」「荒ららげる」は間違いで、「荒らげる」
とします。
ただ、「荒らげる」を「あらげる」と読み、使うケースは増えているため(実
は私もそうでした)、テレビやラジオの放送では「あらげる」を使うことも認
められているようです。
(参考)
NHK放送文化研究所「荒(あら)らげる」と「荒(あら)げる」どちらがよい
一方、共同通信社「記者ハンドブック」では、「荒(あら)らげる」で統一さ
れており、新聞表記では「荒(あら)げる」は使われていません。
では、「荒らげる」の対語は何でしょう?
「和らぐ」と書いて「やわらぐ」です。気持ちが鎮まることを意味します。
例)怒りが和らぐ
気持ちを和らげる
日本酒を飲むとき、チェイサーとして添えるのも「和らぎ水」です。
「柔らぐ」「軟らぐ」と表記するのは誤りで、送りがなも「和ぐ」ではなく
「和らぐ」です。
▼「まぐまぐニュース」で取り上げられました。
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