今週は、読者からの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(3)
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                             お疲れ様

<読者からの質問>————————————————

「ご苦労様でした」が目上の人から目下の人へのねぎらいというのは分
かるのですが、「お疲れ様でした」を上司に使っていいのかどうかで、
いつも悩んでいます。

お疲れ様も目上の人が使う言葉に思えるのですが、実際のところはどう
なのでしょうか。

社会人三年目ですが、ちゃんとしたマナー講習を受けたこともなく、
自分の敬語が正しいのかどうか、不安に思っています。

(読者 H.M さん)
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「お疲れ様」の使い方については、以前、このメルマガでも話題になりま
した。今回は文化審議会の「敬語の指針」を基にお答えしますね。

「ご苦労様」が自分のために何か仕事をしてくれた人に対するねぎらいの
言葉であるのに対して、「お疲れ様」は一緒に仕事をした相手に声をかけ
合うような場合に多く用いられる表現です。

ねぎらいの言葉は上位者から下位者に向けてかけるものであるため、
部下が上司に対して「ご苦労様でした」と言うのは失礼になりますが、
共に仕事をした後、部下から上司に「お疲れ様でした」と声をかけるのは
問題ありません。

ただ、同僚や後輩と同じように上司に対しても「お疲れ様でした」を使う
ことに抵抗がある場合は、「お疲れ様でございました」という言い方、書
き方にすると丁寧で差別化も図れます。

状況にもよりますが、型どおりな挨拶で済まさず
「おかげさまで期限に間に合いました」
「お力添えいただき、ありがとうございました」
とその時々にふさわしい気持ちを伝える表現ができれば、なお良いですね。

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