今週は、省いてよい表現、悪い表現についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 言葉の省略(3)
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略す度合い

懇意な相手ほど、メールでのやりとりの文章が短くなっていくものです。

例えば冒頭の挨拶。私の場合、このメルマガにお便りをいただいたときの
返信で、初めてお便りいただいたかたへは次のような一文をお送りしてい
ます。

こんにちは。【仕事のメール心得帖法】発行人の神垣です。

ですが、何度かお便りをいただく常連の読者のかたへは

こんにちは。【しごび】神垣です。

【しごび】とはこのメルマガタイトルの省略形。創刊時から読んでくださっ
ているような読者のかたへは 【しごび】神垣 でやりとりさせてもらう
ことが多いです。

相手との関わりや親密度によって、このように正式名ではなく略した言葉
を使用することもあります。

メルマガ読者に対しては、メルマガのイメージから私に対してちょっと構
えたり、気軽にメールしづらく感じているいるかたもおられるので、でき
るだけ親近感を持ってもらえるよう、段階を踏んで、心の距離を縮める表
現をしているつもりです。

▼ 相手との関係や距離感により使い分け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
仕事のメールの場合も

ご無沙汰しています。広島の神垣です。
ご無沙汰しています。ライターの神垣です。
ご無沙汰しています。神垣です。

と、相手によっていろいろなパターンを使い分けています。

長らくやり取りをしていない場合は、相手が自分のことを思いだしやすい
言葉を添えることが多いです。「広島」とか「ライター」がそれにあたり
ます。

頻繁にやり取りしている相手には「神垣です」で通用しますが、
「こんにちは」「お世話になります」「ご無沙汰しています」などの挨拶
の言葉は端折らないようにしています。

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今週は、省いてよい表現、悪い表現についての考察です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 言葉の省略(2)
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                         助詞が抜けると…

メルマガの相互紹介依頼のメールにあった一文です。
—————————————————————–
当方、3000人の読者を集めることが目標です。
基本は相互紹介かと考え相互紹介にあがった次第です。
貴誌のご意見おうかがいたくメールしました。

下記に私の紹介文を掲載します。
是非、相互紹介お願いいたします。
—————————————————————–

上記の依頼文で気になったのが
「相互紹介にあがった次第」
「ご意見おうかがいたく」
「相互紹介お願いいたします」
です。

言葉の省略というより、ところどころ言葉が抜けていて、文章として収ま
りが悪いのです。口語の感覚で文章を書くと、助詞が抜けたこのような文
章になりがちです。

「相互紹介のお願いにあがった次第」

「ご意見うかがいたく」

「相互紹介お願いいたします」

「を」という一文字が入るだけで、文章が丁寧できちんとした印象に
変わります。

メールは話すように書くほうが感情が伝わりますが、初めての相手に依頼
のメールを送るような場合は、くだけた文章で親しみ感を出すより、礼儀
をわきまえた文章のほうが適切。

話し言葉と書き言葉の違いを意識して用途に合った使い方をしたいですね。

 
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今週は、省いてよい表現、悪い表現についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                < 言葉の省略
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略して通じる?

メールの冒頭の挨拶を省略して「こん!」と表記した一文。あなたは見た
ことがありますか?

「こんにちは」「こんばんは」を略して「こん!」とするらしいのですが、
初めて目にしたときは驚きました。年始に「あけましておめでとう」を
「あけおめ」とするのと同じ感覚なのかもしれません。

仲間内のくだけたやりとりにはあっていいのかもしれませんが、あまりに
も本来の意味とかけ離れているような気がして、私は目にするのも使うの
も嫌だな~と思います。

このように省略した言葉は、場合によっては親しい仲間内だけで交わされ、
「自分たちだけに通用する言葉」という身内意識に結びつくこともあるよ
うです。

ですが、ビジネスの場ではまったく通用しない表現でもあります(軽蔑さ
れることはあっても尊敬されることはまずないでしょう)。

言葉がどんどん省略されたり、簡略化されていくのには、携帯メールの影
響もあるように感じています。文字の入力が面倒だと、文章までつい簡略
化してしまいがちです。

けれど、本来の意味を知って簡略化するのと、簡略した表現しか知らない
場合とでは、誤解を生んだり恥をかくこともあるのではないでしょうか。

今週は、適切あるいは不適切な言葉の省略について取り上げていきたいと
思います。

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今週は、受信したメールの整理法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール整理術(5)
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Gmailの活用

通常使っているメールアカウントが使えないとき用に、Googleが提供して
いる無料のWebメールサービス「Gmail」を併用しています。

保存容量2,500 MB を超える点が魅力で、スパムメールも事前に振り分け
られるのでほとんど目にすることもありません。

メールとその返信がスレッドとして自動的にグループ化されるので、フォ
ルダに振り分けなくても、過去のメールのやり取りが簡単に探し出せるの
も便利です。

メールに「ラベル」を貼り付け、ラベルごとに過去のメールを整理。
「ラベル」には送信者の名前や社名、業務名をつけておき、チェック済み
のメールをラベルごとに管理できるのです。

私は業務別に「社内報69号」「8月分メルマガ」といったラベルを設定し、
担当者とやりとりしたメールは処理がすむたびに所定のラベルをつけて保
存しています。

▼ 検索オプションで細かく検索
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
過去のメールを探すときは、Gmail専用の検索画面にキーワードを入力し、
Googleで検索する要領で検索をかけます。

さらに「検索オプション」を利用すると、差出人、宛先、件名、添付ファ
イルの有無、日付の検索範囲などを絞り込んで検索できます。

上記に挙げたのは、ごく初歩的な活用法。チャットやインスタントメッセ
ージを利用したり、自分の使いやすいようにカスタマイズできます。

保存容量が大きいので不要メールを削除する手間もなく、整理・検索でき
る点が気に入っています。

通常のメールのやりとりをBCCでGmailのアカウントにも送り、メールのバッ
クアップを取る方法もあるようです。サブアカウントとしてGmailを活用す
ると、何かと便利です。

Gmail について

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今週は、受信したメールの整理法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール整理術(4)
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並べ替えと検索

メールボックスにたまったメールは定期的に整理しています。私の場合は、
一カ月に一回程度、手がすいたときに不要なメールを削除して、メールボッ
クスをすっきりさせています。

このとき活用するのが「並べ替え」機能です。
通常の設定では、送信日時順に降順(最新のメールが上に来る順番)でメ
ールが並ぶようにしています。

たまった受信メール、特にフォルダに振り分けていないメールを整理する
ときは、この並べ替えの設定を「送信者」にし、送信者ごとにメールが並
ぶようにします。

こうすると同じ相手からのメールで未読になっているものを確認できたり、
既読で処理済みのメールを削除するのがスムーズに行えます。

▼ 迷子のメールは検索して探す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
受け取ったはずのメール、送ったはずのメールが見当たらないときは
「検索」機能を活用します。

メッセージの「送信者」「件名」「内容」別に手がかりになる文字を入力
することで、迷子になったメールを探し出すことができます。

メールの検索といえば、Googleが提供している「Gmail」もかなり便利です。
普通に検索エンジンを使うような感覚で、自分のGmailで送受信したメール
を簡単・確実に検索できます。

明日は、Gmailによるメール整理法についてご紹介したいと思います。

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今週は、受信したメールの整理法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                           < メール整理術(3)
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返信の優先順位

受信したメールを送信者別に優先順位をつけて振り分け設定する方法を
昨日は述べました。

返信のタイミング別に優先順位をつけて振り分ける方法もあります。
受信したメールを「即返信」「後で」「保存」という具合にフォルダで分
けて処理する方法です。

「即返信」フォルダには、急ぎの用件や重要な客先へのメールを振り分け、
すぐに返信します。

「後で」フォルダには、調べたり、調整が必要な用件、作業を済ませてか
ら送るメールを振り分け、処理します。

「保存」フォルダには、対処済みのメール、記録を後で見たいメールなど
を振り分けておきます。

このように対応の仕方別にフォルダに振り分け、ToDoリストのような形式
でメールを処理していくこともできます。

振り分けたメールには、さらにマークをつけたり、色分けをして、見落と
しがないよう、気が付きやすい方法を自分で決めておくといいですね。

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