今週は、メールに使うにはくだけすぎる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい表現(3) >
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「はんぱない」
今週は、使い方に注意したい
口語的なくだけた言い回しについて取り上げます。
「はんぱない」
日常会話に頻繁に登場しますが
もとは「半端でない」という言葉です。
形容動詞「半端だ」の連用形「半端で」に、
打消の助動詞「ない」が付いたのが「半端でない」。
程度や量などが凄まじいこと、並大抵でないこと、
態度や姿勢がある方面に突き抜けていること
を意味します。
本来「半端でない」「半端じゃない」とするところを
「で」を省いて「はんぱない」
もっと省いて「ぱねぇ」といった俗な表現が広まっています。
会話で使っていると、書き言葉としてもそのまま流用しがちですが
ビジネスメールでは努めて本来の表現「半端でない」「半端でなく」
とするか、
「生半可ではない」「ものすごい」「ただごとではない」
「別次元の」「突き抜けた」
と言い換える方が好ましいです。
流行っているから、人が使っているからと流されず
書き言葉として適切な表現を使い分けるように意識したいですね。
(例)
新商品の反響がはんぱないです。
↓
新商品が半端ではない反響です。
新商品の反響がものすごいことになっています。
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